freeeやトレードシフトによって会計事務員30万人の雇用が失われる可能性がある

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前回は新たな技術の発展によって良い面悪い面があるといったことを

書きました。

今回は現在進んでいる技術革新の現実的な問題として、自分が感じてい

ること、今でも起こっていることを書いていこうかと思います。

技術革新によって人間の仕事はなくなっていくのか

『機械との競争』によって会計事務員が30万人減少

例えば次の記事

2030年 あなたの仕事がなくなる | ワークスタイル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

以下、記事からの引用です。

(米経済学者らが書いた『機械との競争』(エリック・ブリニョルフソ

ン、アンドリュー・マカフィー共著)が米国で論争の的となっている。

コンピュータ技術の加速度的な向上が人間にしかできない仕事を大きく侵食し

始めたと警告しているからだ。

日本でも2000年からの5年間で、事務用機器操作員5割、会計事務員1割、商

品販売外交員1割と高い就業者減少比率が見られた。実数ベースで最大の減少

となった会計事務員では、実に31万人もの職が“消えている”。

これらの中間所得層の消滅は会計ソフトウエアやネット販売の普及と無関係で

あるまい。)

以上引用終了

上の「2030年 あなたの仕事がなくなる」の記事の中で2000年から2005年

の間に会計事務員が30万人減少、といったことが書かれています。自分

が実際に経理の仕事をしているのでよくわかります。

勘定奉行、PCA、大蔵大臣といった会計ソフトによる業務の標準化

経理の仕事は「かなり単純化、標準化されている」と感じます。今では

弥生会計とか、勘定奉行、PCAとか大蔵大臣といった会計ソフトが販売さ

れています。

弥生給与とか人事系のソフトもあり、他のソフトと連動させることでさ

らに効率化しようといったこともできます。

例えば会計ソフトがない場合、ある一定の取引に対して振替伝票に仕訳

を記入して総勘定元帳にも記入、その他現金出納帳、当座預金出納長、

仕入帳、売上帳、支払手形記入帳、受取手形記入帳、仕入先元帳、得意

先元帳などに転記していかなくてはいけません。

1日の取引を集計した仕訳日計表なんてものもあり、会計ソフトを使わず

に、日々の膨大な取引を1円の誤差も出さずに、上記の帳簿に全て転記し

ていかなくてはならないのはやはり限界があります。

特に、会社として規模を大きくしていくにはどこかでシステム化、機械化

、自動化していかなくては次のステージに進めません。

逆に会計ソフトを導入することによって、これらひとつの仕訳から全ての

帳簿に転記が一瞬で可能であるし、機械が処理してくれるので1円の間違い

もありません。

あるとすれば、人間が最初の入力時点で桁数を間違えたりといった程度で

しょう。

他にも貸借対照表や損益計算書などの財務諸表の作成や、その他自分が見

たい取引先ごとの数値など、補助科目の設定や摘要を工夫することによっ

て、ある程度の加工や見たい情報も、一瞬で見ることができるようになり

ます。

以上のような会計ソフトを使った自動化によって職を失った人もいたこと

でしょう。

しかし、その会計ソフトを導入しても、さらに今は業務は単純化していま

す。正直いかに入力を速くするか、という所に重点が置かれている感じで

す。さらにさらに、今後はその入力さえもなくなっていくでしょう。

正直、会計という分野の単純な業務は、ほとんど機械化されて、グローバ

ル化による外国へのアウトソーシングも重なって、もう減ることはあって

も増えるということはないと思います。

freeeと連動したアプリについて

以前の記事にも書きましたが、「freee」といったほとんど無料の会計ソフ

トが存在し、今はまだ期待しているほどの性能ではないかもしれませんが、

今後アップグレードが繰り返されて、多くの人が使うようになるかもしれ

ません。

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Dr.Walletとfreeeを連動させることの効果

今では「Dr.Wallet」というiPhoneを使ったアプリがあるようです。

以下がそれについての記事です。

経理に困っているフリーランス必見!レシートデータ入力代行&クラウド会計ソフトを活用せよ! | geechs magazine

これを使うと、例えばコンビニで消しゴムなどを購入したときにレシートも

もらいます。そのレシートをiPhoneのカメラで撮影し、サーバーに送信する

と自動的にそのデータができるようです。そのデータと会計ソフトのfreee

と連動させると入力の手間がなくなりますね。なるほど、こういった方法も

あったんですね。

このような方法以外にもクレジットカードを使って決済した

データの明細を、専用のクレジットカードリーダーを使うことによって

自動で同期できるというやり方もあるようです。以下がその記事

Squareとの連携 | 会計ソフト freee(フリー)

FASS(Finance & Accounting Skill Standard)

他にもFASSという経理・財務スキル検定があります。具体的には

以下のサイトを参照されるといいと思います。

検定の概要:FASS検定|FASS 経理・財務人材育成事業 公式サイト

FASSという検定がどういったものなのか以下、記事から引用

(経済産業省は、経理・財務部門の組織・人員配置の最適化・人材の

円滑な移転を促進するための共通基盤として「経理・財務業務マップ」

を2003年に公表した後、

翌2004年には「経理・財務サービス・スキルスタンダード」の開発を

行い経理・財務人材育成事業を展開してきました。

日本CFO協会は、経済産業省の委託を受け、2004年以来「経理・財務

サービス・スキルスタンダード」の普及促進策の担い手として経理・

財務人材育成事業に取り組んでいます。

経理・財務スキル検定(FASS 検定)は、この事業の一環として当協

会が2005年度下期より実施・運営している検定試験です。

FASS検定の累計受験者は、2014年1月31日現在で34,510人に達してお

り、経理・財務の第一線で活躍する実務家のスキルレベルを客観的

かつ信頼性をもって測定する手段として、高い評価を得ています。)

以上引用終了

要は経理・財務について総合的な知識を備えているかどうかが確認できる

試験です。別の見方をすれば、経理や財務の仕事をしたことがない人でも、

知識のレベルで経理・財務が企業の業務内において、どんな知識が必要かを

確認できる検定でもあります。

業務マップ、業務プロセスマップ、スキルディクショナリ

FASSの試験内容もそうですが、経理・財務の業務内容を知識レベルで全体的に

把握できるということで以下のサイトもあります。

スキルスタンダード本編(METI/経済産業省)

このサイトから、各業務ごとに業務マップ、業務プロセスマップ、

スキルディクショナリがダウンロードできます。

「業務マップ」は、会社機能、経理・財務機能、業務プロセス、各「経理・財

務機能」及び各「業務プロセス」の内容といった項目ごとに、会社の中でどう

いった位置づけか、

経理・財務という部署、業務の中でどういった位置づけか、その業務プロセス

は、経理財務の中でどの部分に分類されるのか、その業務プロセスは具体的に

どういった内容なのか、といったことが書かれています。

「業務プロセスマップ」は図を使って、その業務が経理財務の中で、どういっ

た手順でどういった位置にあるのかといったことが把握できるようになってい

ます。

「スキルディクショナリ」は、その業務がどういった視点で、どんな知識が必

要なのかが業務ごとに細かく書かれています。

最初このような検定やサイトを見つけたときは、非常にありがたいと思いまし

た。具体的な業務ではないとはいえ、知識レベルで経理・財務の業務内容を学

ぶことができる。

会社であれば、どんなに優秀な人間でも、上司が仕事を回してくれなければよ

り上位の業務はすることができません。

ある意味会社や上司のさじ加減なのです。当時は、自分の中でそのように考え

ていたのですが、経理・財務以外にも経済や経営、法務、情報システム、日々

の技術の進歩の具合などを学んでいくうちに別の見方も持つようになりました。

「ここまで、標準化されてしまったのか・・・」

経理という業務は、一見特殊な知識が必要であるかのように見られています。

それは簿記という、初見だと複雑怪奇に見えるブラックボックス化された仕組

みです。

最初自分も簿記の仕訳を見たときは、「どうしてこうなるんだ?」とかなり頭

を悩ませました。何度教科書を放り投げようとしたかわかりません。

全体的な業務内容もそうです。簿記を勉強しただけでは、経理という全体的な

業務内容は把握するのは難しいです。自分がそうなのですが、以前は経理の延

長線上に財務や税務があるというのは全くわかっていませんでした。

自分なんてそんな人間でした。しかし上記のように自分のような人間でも

インターネット上から無料で経理や財務の業務内容についてダウンロード

して勉強できてしまうわけです。しかもかなり整理された状態で。

まとめ

以上のようにどんどん技術が進歩しており、業務内容も共通化、標準化し

ているので、「2030年 あなたの仕事がなくなる」という記事にもあるよう

に会計についての仕事は単純な部分についての業務はますます機械に代替

されていくでしょう。

自分もこの技術の進歩における機械への代替は肌身に感じており、新しい

知識を学んでいかなければならないと、日々勉強している次第です。

それではまた、次回に

参考文献

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