読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

知識の倉庫の整理

ここでは今まで学んできたことや考えたことなどを整理、記録していきます

自分に軸がなく適切な契約に失敗して、外食産業の地獄から学んだ教訓

人生というのは、多くの人にとって楽な道のりではないでしょう。理不尽なことで叱

責を受けたり、他人の失敗の責任を取らされたり、人生というのはなかなか思い通り

にはいかないものです。


人生というのは何かと苦しい時が多いものですが、そのような時、目の前に2つの選

択肢が提示された場合、人というのはどう判断するでしょうか。


ある2つの選択肢があった時、人は自分にとって良いと思う方を選ぶものです。その

結果がどうなるかまでを考える人は少ないですが。このことについて思ったことがあ

るので書いていってみます。

地獄への道は善意で敷き詰められている

今回は『コンサルタントの道具箱 勇気と自信がもてる16の秘密』という本について

おもしろい部分があったので取り上げてみたいと思います。


本書は、著者の豊富な経験から導き出されたコンサルタントにとって重要な16の道具

を紹介しています。コンサルタント職では、折衝という仕事も大きなウエイトを占め

るため、人を説得したり人との良い関係を保つための法則としても読むことができま

す。


この本の中で「願いの杖」という章の「適切な契約期間は?」という部分について引

用してみます。

p.70

コンサルタント仲間の間で出回った交渉にまつわる寓話を紹介しよう。


あるコンピュータ専門の請負業者が不幸な事故で亡くなった。気がつく

と彼女は天国の入口にいた。門番のペテロが言った。「おまえは請負業

者だったから、永遠の住処を決める契約書にサインする前に、地獄で一

日、天国で一日を過ごさせてやろう」


一日目は地獄で、そこは緑豊かなゴルフコースのグリーンの上だった。

ゴルフは大好きな趣味である。古くからの友人がみんなそこにいて、

温かく迎えてくれた。この日の成績は自己最高の9アンダーパーで、夜は

カントリークラブへ行き、みごとなステーキとロブスターの夕食を楽しん

だ。悪魔にも会ったが、じつはハンサムで魅力的な男性だとわかり、その

夜は踊り明かした。


翌日は天国で過ごした。ゆったりと雲間を歩き、ハープを演奏し、歌を歌

った。その日が終わるとペテロは言った。「さあ、永遠の住処の契約を選

ぶときがきた」


「そうね、天国もすてきだったけど、地獄の方が楽しかったわ。」

こうして彼女は契約書にサインし、地獄へ降りていった。


そこは見渡す限り、悪臭を放つどろどろの汚水で覆われていた。友人たち

は汚物を口で拾い上げ、首に吊るされた重い袋の中へ吐き出している。


「まさか」と彼女は叫んだ。「きのうはゴルフコースとカントリークラブ

があって、ロブスターを食べて、踊って、楽しく過ごしたのよ。今あるのは

果てしないきたならしい汚物処理の仕事だけ」


「当然だろう。」悪魔はにやりとした。「きのうはこっちも契約が欲しかっ

たからな。でも今日のおまえは契約した身だ」

引用ここまで

なるほど。考えさせられる話ですね。


この文章から「地獄への道は善意で敷き詰められている」という言葉を思い出しまし

た。善意を持っている「いい人」でも、その考え方が「正しい」とは限りません。む

しろ、間違っていることが少なくないです。

大学時代の教訓

自分は大学4年生の時に厚生労働大臣の許可を受けた民間の職業紹介会社を利用しま

した。○○エージェントと言われるサービスです。自分は大学4年間を新聞奨学生とし

て過ごしていたので、まともに就職活動をすることができませんでした。そこで就職

活動で情報収集している時に目に入ったのが職業紹介会社という会社の存在でした。


そこで自分についての自己紹介や希望する仕事や業種を面談で話します。その内容を

元に担当者が希望に「近い」企業とマッチングしてくれるというものです。内容は一

見素晴らしく見えます。


このようなサービスを利用しない就活生を尻目に自分だけ得をしているのではないか

とほくそ笑んでいました。ですが、不景気というのもあって中々決まりません。段々

と自分が希望した業種とは違う企業が紹介されます。


自分も新聞配達で忙しくいろいろと精神的に追い込まれていたので、とにかくいける

所という考えになっていってしまいました。


その就職先が今回引用したような話と遜色ないような職場でした。新卒で入った企業

の業種というのは外食産業でした。おそらくこの業種を見ただけで多くの人は「あっ

・・・(察し)」となってしまうと思います。


しかし当時の自分は無知だったので、とにかく正社員になればなんとかなるだろうと

いうチョコレートケーキの100倍ぐらい甘い考えを持っていました。案の定激務に耐

えられず1年程で辞めざるをえなくなりましが、自分に深い教訓を与えてくれた良い

機会だったとも思います。

教訓

その教訓とは

  • 自分の心が周りの世界を反映する
  • ちゃんと勉強しないと死ぬ思いをする
  • 自分の人生の舵を決して決して決して他人に委ねてはいけない
  • 自分の人生の舵を他人に委ねてしまった場合は、他人の人生を生きることになる
  • 常に自分に軸を持つこと
  • 自分が複数の選択肢の中から選べるようにすること。「選ばさせられてはいけない」
  • その企業が悪いのではない。そのような企業を選ばざるをえなかった自分のレベルの低さが悪い


就職で失敗したのは新卒の時だけではなく、転職活動でも同じ失敗をしてしまいまし

たが、以上の教訓がさらに強化されていきました。多くの人が失敗や成功を経験して

いると思いますが、目先の利益に囚われず、自分のような経験をしないことを願って

います。