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知識の倉庫の整理

ここでは今まで学んできたことや考えたことなどを整理、記録していきます

経理の正社員で働いてきて感じた派遣社員のメリットとデメリット

当初は資格試験の勉強時間を確保するために派遣社員という働き方を選

んで、実際に働いてみましたが、「意外にいいな」というのが率直な感

想です。


自分の人生の中でいろいろと選択肢を増やす、といううえでは非常に良

い経験をさせてもらえたと思います。


日本には「現場主義*1」という言葉がありますが、やはり実際にその立場

に立って経験してみないことにはわからないものです。


世間一般では、「派遣社員」とか「非正規」という働き方は何かとネガ

ティブなイメージで語られやすいですが、自分はそうは感じませんでし

た。


そこで自分が働いてみて、実際に感じたメリットやデメリットを今回ま

とめてみたいと思います。

メリット

すぐ決めていただける

前回の派遣先を決めるときに5社ぐらいに案件を紹介していただき、そ

の中から決める事ができました。今回も10社ぐらい応募して、面談に行

けた中の2社目で決める事ができました。


正社員だとほとんどこうはならないでしょう。


自分が、以前経理の正社員の仕事を探していたときに110社ぐらい応募

して、その中で数社面接にいけて、さらにその中で1社から内定をいた

だくことができました。


自分が底辺で能力不足の人間なのでこれだけの数を出さないといけなか

ったという部分もあると思いますが、就職活動をしている最中は本当に

心が休まることがなかったです。


「いったいいつになったら決まるんだろうか・・・」

「もしかしたらもう自分は社会人として終わってるんじゃないか・・・」


という風にいろいろと疑心暗鬼になってきます。面接も面接で、自己PR

や志望動機を聞かれますが、会社ごとにカスタマイズするのがめんどく

さすぎます。


面接が通ればいいですが、通らなかったらちゃんと会社を調べたり、言

い回しを考えたりというのが全て無駄になります。何より落ちたという

連絡が来たときの絶望感といったらありません。


それを何十社もやるんです。もう本当に徒労過ぎる


幸いにも内定をいただけましたが、社内での人間関係や上司からのパワ

ハラに我慢できず、そこでは長期間勤めることはできませんでした。110

社以上受けたにも関わらず辞めたわけです。


次も経理の正社員を探しました。ある程度の知識と経験を積めたので、

110社まではいきませんでしたが、それでも50社以上は応募してなんとか

内定をいただけました。しかしここでも上司からのパワハラに悩まされ

ました。


決して正社員になったからといって浮かれていたり、怠けていたわけで

はありません。むしろ通勤電車内で経理の本やビジネス書など、本を読

んでいない日はなかったです。


家に帰ってからも眠い目をこすって、とにかく出来る範囲の勉強をする

ようにはしていました。それにもかかわらず上記の結果になったわけで

す。


自分はパワハラというのは、営業とか体育会系のグループ内にあるもの

がほとんどだと思っていました。ですが、総務、人事、労務、経理など

バックオフィス系の仕事にも普通にそういったものがあると知ったとき

は何とも言えない絶望感におそわれました。


自分はここで「正社員て意味あるんだろうか?」と純粋に疑問に思いま

した。会社の方針や上司のその時々の気分で、自分の人生が左右されて

しまうというリスクはあまりにも大きすぎる。


そのような事情があったので、最初の数社で決められる派遣という働き

方は本当にありがたく感じます。

自己PRや志望動機をつくらなくていい

面接でも、特に自己PRとか志望動機を話すというのはありません。


担当者の方と自分とで一緒に面接に臨む事ができ、今まで積み上げてき

た経験や業務内容が書かれたスキルシートというものを見ながら、過去

の仕事内容はどうだったのか、これから働く会社ではどういった仕事を

するのかという話をすることができます。


100社も応募せずに済みますし、各企業ごとに企業を調べたり、通るかど

うかもわからない志望動機や自己PRを不安を抱えながらつくらなくて済

みます。

サービス残業をしなくていい

実際に働いてからも、月100時間の残業はなく、きっちり時間分の給料を

払っていただけます。


就業時間を過ぎた後に、自分の業務は完全に終わらせてタイムカードを切

った後に、「○○君(自分の名前)、ちょっとこれやってほしいんだけど」

と、部長からなぜか、あまりにも良すぎるタイミングで仕事を追加される

恐怖におびえずに済みます。

嫌なことがあったらすぐ派遣会社にクレームを入れて改善してもらえる

派遣社員として働いたときに、なぜか非常に上から目線の先輩社員がいま

した。先輩社員といっても正社員ではなく、自分が入った後にすぐ契約社

員になった方です。


ここで文章にしづらいような言葉を平然とした態度で言われたので、すぐ

派遣会社にクレームを入れたところ、速やかに改善していただけました。


おそらく正社員ではこういうことはできないでしょう。


正社員だと自分は会社にとって「身内」なので、ある意味言いたい放題言

えます。おそらく上の人は「ある程度のことを言ってもどうせ逃げられな

いだろう」と考えているのではないでしょうか。


しかし派遣社員だと、その会社の社員ではなく、「別の会社の社員」なの

で、ある意味「他人」なわけです。


体育会系の社会で下の人間にはいろいろ言えるかもしれませんが、見ず知

らずの人にいきなり文句を言い始める人は極めて少ないです。


そういった空気や暗黙のルールみたいなものがあると、派遣社員という働

き方をして気づきました。


こちらはその会社の正社員「ではない」わけで、言いたいことを言えます

。仮にそれが気に入られなかったとしても、ある程度の我慢は必要かもし

れませんが、すぐに次の職場が見つかると思えば特に気に病む必要がなく

なります。

デメリット

自分の意思を強く持つ必要がある

ちゃんと自分の希望を伝えないと相手の都合のいいように使われます。


今回自分は単発で「3ヶ月でお願いします」と担当者の方に言ったので

すが、「え!?(長期じゃないんですか!?)」みたいな態度を取られ

ました。


担当者や派遣会社にも都合はあると思うのですが、自分の希望はちゃん

と伝えた方がいいです。


自分が新卒の就職活動の時に使った○○エージェントでは、いつのまに

か自分が希望している所とは違った業種の企業を紹介されるようになり

ました。


その時は自分もいろいろと切羽詰った状態だったので受け入れざるをえ

ませんでしたが、そのようなことがあっても自分の希望を伝えられるよ

うに、日頃から勉強して強い意志を持てるようにしておく必要があると

思います。

仕事が決まらない間は多少不安になる

正社員だと契約期間が1年というわけではなく、その会社がなくなったり

解雇されたりしない限りは長く勤めることができます。


一方派遣社員だと契約期間は最初は3ヶ月で、働き方や会社の状況次第で

契約延長ということになります。


契約が終了して、再度契約ができなかったり、自分から辞めた場合には、

仕事がなくなるので、収入がない状態になります。それが嫌な場合は辞め

る前から次の職場のための就職活動をする必要がありますが。


しかし、日ごろから質素倹約をして無駄遣いせず、継続して勉強をしてい

れば、次の職場を見つけるにあたって、特に恐れることはないのではない

か、というのが現時点での自分の考えです。

まとめ

メリットと同じくらいデメリットも書かないといけないと思っていたの

ですが、デメリットがなかなか出てきません。なんとも歪な記事構造に

なってしまいました。


例えば、派遣社員のメリットを書くと正社員の方が「福利厚生が良い」

といった反論をネット上で度々見かけるのですが、それって「長く働け

た場合」「定年まで働けた場合」が前提になっていると思われます。


しかし、自分の今までの経験や知り合いの方から聞いた範囲では、例え

ば、その人を自分から辞めさせるように仕向けるために

  • 要求を具体的ではなく、曖昧に言ってミスを誘う。
  • そういったミスを積み重ねさせて、事あるごとに反省文や始末書を書かせる。
  • さらに「書き方が悪い」と言って書き直させて再度提出させる。
  • 完璧にチェックした資料なのに、間違っていないところがなぜか間違っていることにされる。
  • わからなかった所があった場合に上司に聞きに言ったところ、「自分で考えろ」と言われ、そうなってくると聞きづらくなるので、わからないことはある程度自分で調べようと思っても「なぜ聞かないんだ」と言われる。この永遠ループで追い込まれる。
  • 最終的には手や足が出てくるようになる。(机を蹴ったり、何かを投げつけたりしてくるということ)


といったことを会社や上司はしてきます。

いくら我慢をしろといわれても、限度というものがあります。上記のよ

うな見聞から、正社員という働き方にはかなり懐疑的に見るようになり

ました。


以上のようなことが、自分が感じた派遣社員のメリットとデメリットに

なります。

今回の記事の用語の意味

*1:現場主義:実際に業務の行われている場所で業務の実行の中から生じる問題点を捉え、それを改善し、能率と業務の質の向上を計ること。確かに現場へ足を運んで、自分の目や耳など五感を使って物事を確認しないとわからないことも多い。日本企業や日本社会において重視されている考え方