集中特訓財務・会計計算問題集と意思決定会計講義ノートの違い━ライフサイクル・コスティングという事例

意思決定会計講義ノートを思い出す

2次試験に落ちて思ったのは、集中特訓財務・会計計算問題集もそうですが、量的、難易度的に過去問の繰り返しでは「足らないのでは?」と感じました。

 

2次試験に臨む前に過去9年分を4周ほど解いてみたのですが、本試験では文字通り手も足も出ませんでした。

 

そのため、今までの努力はいったいなんだったのだろうか?と途方に暮れてしまったのと、「根本的に何かを変える必要があるのではないか?」と感じていた時のことです。

 

その時にどうすればいいかいろいろ調べている時に思い出したのが「意思決定会計講義ノート」でした。

 

「ふぞろい」という過去問に載っていた

冒頭部分でも書きましたが、診断士の過去問にはいろいろと種類があり、その中で「ふぞろい」と呼ばれるものがあります。

 

この過去問は他の過去問のような学校の先生や講師の方たちがつくったものとは違って、実際に2次試験の合格者がどういった答えを書いたのかについて書かれた本です。

 

他にも、合格者が事前にどういったことを考えていたのか、どのような問題集を使っていたのか、ということまで書かれていて受験者にとっては非常に参考になります。

 

その合格者の使っていた問題集の中に「意思決定会計講義ノート」というものがありました。

 

2次試験前はなぜ診断士試験に公認会計士の問題集を使うのか?と疑問だけしかわいてきませんでしたが、2次試験の難易度を痛感したことで、この問題集を買ってみようと思いました。

意思決定会計講義ノートを一通り解いてみて

2016年3月頃に本書を購入し、時間を見つけながら少しずつ進めていました。それで最近1周解き終えたのですが、「あぁ、確かにこれはやっておくべきだな」と感じました。

 

最初に意思決定会計講義ノートを見たときは「これで足りるのかな」と少々不安になったのを覚えています。

 

というのは集中特訓財務・会計計算問題集は380ページくらいあるのに、意思決定会計講義ノートの方は200ページにも満たなかったからです。

 

しかし実際に取り組んでみて、その考えは間違っていることに気付きました。

 

「あぁなるほど、こっちの方が『濃い』な」

 

ページ数だけで判断すると問題数など物足りないかなと最初は思っていたのですが、中身は難易度も高く数も豊富です。

 

診断士の財務会計の過去問でも出たような問題があったので、「これはやっておけばよかった」と痛感しました。

ライフサイクル・コスティングと平成25年の事例Ⅳの問題

「診断士の財務会計の過去問でも出たような問題」というのは「ライフサイクル・コスティング」という問題です。

 

ライフサイクル・コスティングとは品質原価に関する考え方です。製品に対する原価を段階的に

  • 「予防原価」
  • 「評価原価」
  • 「内部失敗原価」
  • 「外部失敗原価」

といった形で分けていき、どの段階に問題点があるかを見ていきます。

 

要は「検査を甘くするとクレームとか補償とか全体で費用がかさむから、最初の段階からチェックを厳しくしてトータルで原価を下げよう」という思想がこの方法の根底にあります。

 

他にも本書から診断士の過去問に出てきたような問題もあったので、「診断士の試験に会計士の問題がでるのか・・・」と憂鬱な気分にさせられました。

 

このような経緯があったので『意思決定会計講義ノート』は自分にとってはありがたい本だなと感じています。

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