たまらない。
何がたまらないかというと、仕事でミスをしなくなって嬉しくて心が安定してたまらないということです。
これ程の心の安らぎを持てるようになったのは中学生の時以来のような気がします。
前回は以下のような過去記事を書きました。
経理担当者がマクロやフリーソフトと関数を組み合わせて仕事をした結果
今の会社で経理の派遣社員として働いているのですが、マクロやフリーソフトと関数を組み合わせたりして仕事をしたらどうなるのかといった内容の記事です。
どうなるのかというと、今までに比べてほとんどミスをしなくなりました。仕事をするうえで「ミスをしない」というのは、たいした問題ではないように見えるかもしれません。
ですが、経理担当者として仕事をする人間は会社の貸借対照表や損益計算書の数値に直接的にも間接的にも関わってきます。そのため会社の現在の状態や今後の経営方針を決めるにあたって「正確な数値」が求められるわけです。
ですから、必然的にひとつひとつの数値に敏感になっていくわけです。
仕事をしていくうえでミスをしなければ特に問題はないのですが、やはり人間がすることなのでどうしてもなんらかのミスが出てしまいます。
自分もそれなりの年数を経理として費やしてきました。もちろん経理を始めた頃よりかはミスはしないようになってきています。仕事でミスをしないためのやり方も学んできましたし、経験も積んできました。
でもどうしてもどこかでミスが出てしまう。これが自分の長年の課題でした。その長年の課題を今回の会社でかなりクリアできたのではないかと思っています。
その課題をある程度クリアできた理由のひとつは、エクセルの機能のひとつのマクロであり、そのマクロをより機能させるためのVBAというものです。
そのことについて今回書いていってみます。
経理担当者から見たマクロやVBAのイメージ
今まではマクロやVBAというものは、SEとかプログラマーとか、そういったITに関して専門的な仕事をする人たちにとって必要なものであって自分のような経理の仕事をする凡庸な人間にとっては必要のないものだと思っていました。
マクロやVBAというのは経理の仕事には関係なさそう、という感覚もありましたし、難しすぎてどうせ自分には理解できないだろうということで最初から避けていた部分がありました。
でも実際に経理の仕事にマクロやVBAが関わってくることで、前回の記事にも書きましたがその重要性について大いに気づかされました。
で、現在は今の会社で働き始めて数ヶ月が経ち、仕事もある程度覚えてきたので空き時間もできるようになりました。
その時間を利用して、前任者がつくって下さったマクロのコードを整理して見てみたり、そのコードは「VBA」というものでできているようで、これについても調べてみたりしました。
ちなみにVBAはIT用語辞典において次のように書かれています。
VBA 【 Visual Basic for Applications 】 Excel VBA / Access VBA
VBAとは、Microsoft Officeに含まれるアプリケーションソフトの拡張機能で、利用者が簡易なプログラムを記述して実行することで複雑な処理の自動化などを行なうことができるもの。
また、そのために用意されたプログラミング言語。
VBAというのは簡易的なものとはいえ、プログラミング言語なのですね。
最近段々とマクロやVBAの有用性に気づき始めてきて『ExcelVBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本』や『VBAエキスパート公式テキスト Excel VBA ベーシック』という本を購入して読み始めています。
もう少し読み進めていったらこのブログで書いていこうと思っています。
経理の人間がマクロやVBAを使えると貴重な人材になれる
経理として働きながら、現在の会社も含めてこれまで8社近く働いてきましたが、経理の人間がマクロやVBAが使えたらそれは会社にとって貴重な人材になれると思います。
もちろん前回と今回の記事で自分が仕事でミスしなくなったとかいろいろ書いてきたというのもあります。
それ以上にこれまで8社見てきて、そのうちマクロやVBAをまとも使っていた人間は自分が認知できた限りにおいては「2人」だけでした。
しかもその内の一人は自分がその会社に入った時は既に辞めてしまっていたようで、まともにマクロとVBAの使い手に面識があるのは今の会社で出会った前任者の方だけです。
もしかしたら自分の知らない所で、他の経理担当者、もしくはそれ以外の職種の人はマクロやVBAを日常的に使っていたのかもしれません。
しかし、「この人は確実にできる」と思えたのは、経理担当者やそれ以外の人も含めて何十人、もしくは何百人と会ってきて「2人」だけでした。
別の視点で見れば、経理担当者がマクロやVBAがある程度使えればそれだけで有利になれます。仕事を速く終えられるようになりますしミスもほとんどしなくなります。
それになにより、需要に対して圧倒的に供給が少ない状態です。
経理を仕事にしていると多くの人が簿記1級とか税理士とか、そういった「知識面」の知識を得ようとする人が多いです。かくいう自分もまさにそうでした。
簿記1級とか中小企業診断士、税理士の知識は仮に得られたとしても、「上位の職位」の人、例えば企業の部長とか課長にとっては使う機会が多いかもしれません。
企業に入って間もない人、職位が低い人にとってそのような知識は使う機会は限られてしまうでしょう。
一方職位が低い人も高い人もエクセルという表計算ソフトは日々使うものです。ですからマクロやVBAという「実務面」の知識を得ることは、日常の業務に直結しますし、非常に有用だと思います。
そういった日々の業務に直結する知識を持っている人が少ないというのは、もったいないことですし、チャンスでもあると言えるのではないでしょうか。
まとめ
もちろん経理にとって簿記1級とか税理士の仕事は必要です。ないよりかは絶対にあった方がいい。
しかし、日々の実際の業務ではエクセルを使って表をつくったり、フィルターをかけて欲しいデータを抽出したり、数値と照らし合わせたりする業務というのも現実としてあるわけです。
そういった部分の業務をより省力化したり、ミスを少なくする知識も必要です。
昨今「生産性を高める」という言葉が話題になっていますが、マクロやVBAの知識というのは、今後多くの人にとって必要になってくるのではないでしょうか。
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