経理上がりの人間がVBAのSEとしてここまで生き残れている理由について

世の中にはSEやプログラマーを志したり、今現在SEやプログラマーとして働いている人がたくさんいます。そのような人たちの悩みの一つに「スキル不足」「能力不足」というものがあるようです。

 

スキル不足というものが具体的にどういうものかというと、依頼者から依頼された案件を遂行できないといったものがありますが、もう少し具体的にいうと例えば以下のようなことです。

  • 依頼された案件で何らかのツールを作る必要があったとして、まずどのようなものを作ればよいか依頼者の話を聞く必要があるが、その話の内容が理解できない。
  • 依頼者の話の内容がわかったとしても、その話の内容からイメージする処理を具体的なコードに落とし込めない
  • 具体的なコードに落とし込めたとしても、依頼者の求めるものとは違ったものを作ってしまう。
  • 仮に完成までこぎつけたとしても、非常に時間がかかったりエラーやバグが頻発する

以上がスキル不足の主なものと言えるでしょう。

 

ネットサーフィンをしていると上記のような内容はところどころで見かけますし、Yahoo!知恵袋などの質問・相談サイトなどにも、そのような文章が見られます。

 

結構多くの人がこのような悩みを持っているようです。自分もVBAのSEとして上記のことは全て経験してきました。今回はこの問題の解決方法について書いていきます。

ネット上でよく見る一般的な解決方法

エンジニアのスキル不足というものに対してネット上でよく見る解決方法が「スキルアップできる案件に入れるようにする」というのがあります。スキルアップできる案件ではないからスキル不足になる、だからスキルアップできる案件に入れるようにしよう、というものです。

 

この「スキルアップできる案件」というのが具体的にどのような案件なのか、ネットで調べても詳しい情報は見つけることができませんでした。推測になってしまうのですが、スキルアップできない案件というのはこれまでネット上でよく目にしてきた情報からおそらく次のようなものかと思われます。

  • 簡単すぎる案件
  • そもそも開発や改修というものではなく、Excelでのデータ入力とか書類の整理など

では具体的にスキルアップできる案件というのはどのような案件かというと、ある程度の難易度のある案件かと思われます。ある程度の難易度のある案件を数多くこなすことでスキルアップが図れるようになります、ということだと思います。

 

他にスキル不足を解決するためのよく見る一般的な解決方法としては「勉強」が挙げられます。勉強が足りないからスキル不足になるので、もっと勉強する必要があるということでしょう。

 

この手の情報も、具体的にどのような媒体でどのように勉強すればよいのか詳しく書かれておらず、すごい曖昧なことが多いです。

 

ここまでの自分なりの考えとしては、ただ案件をこなすだけではスキルアップするのは難しいです。

 

勉強不足を解決するために、例えば本やインターネットの情報から勉強すれば、ある程度の水準まではスキルアップはできるでしょう。しかし、「本やインターネット情報からだけでは限界がある」というのが今現在の自分の考えです。

 

他にも色々と解決方法は見つけることはできるのですが、どれも曖昧というか、総じて言えるのが具体性に欠けているのではないかということです。

 

では、スキル不足という問題に対して自分がどうやって解決したのかを次の項目でお伝えします。

自分が見つけ出した「スキル不足」という問題の解決方法

2024年4月時点における自分の現在の状況ですが、VBAのSEとして現在は2社目の会社で働いて数年が経ちます。(身バレする可能性があるので具体的な数値は伏せます。)

 

今日まで働いてきて、実に多くの課題にぶつかってきました。依頼者の言っていることが理解できないとか、自分が作ったツールでバグが出てしまうとか数え上げるとキリがなくなってしまいます。

 

VBAのSEとしての1社目は完全に能力不足で辞めざるを得ませんでしたが、現在在籍している2社目は今でも働くことができています。今日まで様々な課題にぶつかってきましたが、経理上がりの自分がVBAのSEとして今日まで生き残れている理由は「実際の仕事のやり方を工夫したから」だと言えます。

 

仕事のやり方で何か良い方法はないかと考えて、ネット上でそれに関する本を探そうと思った時に「SEの仕事術」というキーワードが入った本を見つけることができます。

 

「SEの仕事術」に関連する本はネット上で色々と見つけることができますが、その多くは「考え方」であったり「勉強方法」、「技術論」について書かれたものが多いです。それらは実際のSEとしての現場の仕事に即したものとは言い難い部分があります。

 

SEの実際の現場の仕事のやり方ですごく良い方法が書かれた本もあるのかもしれませんが、自分が今まで調べた範囲では見つけることはできませんでした。

 

自分が1社目を辞めなければいけなくなった時に思ったのは「能力不足を解決するために、実際の仕事で工夫できる何か良い方法はないか」ということです。

 

この考えに基づいて見つけ出した方法があります。その方法を使ってどのように仕事を工夫したのかについてまとめたものを自分が出版した以下の本に収めています。

この方法であれば、効率よくスキルアップすることができると思います。実際VBAのSEとして今日まで仕事ができていますし、この方法を実際に何年も続けてきたからこそ「この方法は正しかった」とも感じています。

 

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