最近他の人のブログを見ていて気づいたのですが、この世界には会社の仕事で使うパソコンがMacの人が存在するということです。
MacとはMacintosh(マッキントッシュ)の略称であり、Appleが開発したパソコン、またはそのOSになります。あのリンゴのマークが入ったかっこいいやつですね。
この事実を知った時は非常に衝撃を受けました。自分は休みの日などは喫茶店などで勉強したりするのですが、その時にMacのパソコンで作業をしている人をよく見かけてはいました。
しかし、実際に会社の仕事でMacを使う人が存在するということまでは考えが至りませんでした。
他の人にとっては、世の中にはMacを使って会社で仕事をする人が存在するというのは当たり前の感覚かもしれませんが、今までの自分は全く考えもしなかったことです。
そこからまた気づいたことがあります。それは「なぜ派遣登録する時の項目の中に経験OSの選択肢があるのか」という点についてです。
今回はこのことについて気づいたこと、考えたことをまとめていってみます。
派遣会社で登録する時の項目内容について
派遣社員として何度か働いたことがある人ならわかると思うのですが、どの派遣会社でも働く前にはまず「登録会」「登録」といったものがあります。
これは会社ごとにやり方が違っていて、Web上で自身のこれまでの職務経歴を入力させる派遣会社もあれば、実際に派遣会社まで足を運んで担当者の方と面談しながら職務経歴について話していくという所もあります。
基本的には、今までの職務経歴や希望の職種や業種、働き方などの登録作業をするのが登録会の内容になります。
全ての派遣会社がそうだというわけではないのですが、その人のこれまでの職務経歴を登録する中に「経験OS」を選ばせるものがあったりします。
当時の自分が初めてその項目を目にした時は、非常に不思議に感じました。
「なんでこんな当たり前の項目があるんだろう」と。
なぜ自分が「当たり前」と考えたかというと、会社で仕事をする時にOSの種類を意識することなんて全然なかったからです。
今だからこそわかるのですが、当時の自分は非常に「無知」でした。自分がそれまでWindowsしか使ったことがなかったから他に選択肢が思い浮かばなかったというのも理由のひとつとしてあります。
なぜ派遣登録する時の項目の中に経験OSの選択肢があるのでしょうか。それは別の視点から見ると「Windows以外のOS」のパソコンを使っている会社もあるということです。
冒頭部分でも書いたのですが、例えばMacがその中のひとつになるでしょう。そこまで考えが至ると「あれ?もしかしたらWindowsとMac以外のOSを使う会社もこの世界に存在するのか?」ということも考えられるようになります。
そうです。WindowsとMac以外のOSで有名どころと言えば「Linux」になります。
ここから、さらに次のようなことが気になりました。
「MacやLinuxを使うような仕事ってどんなものがあるんだろう」と。
ですから、
- Windows
- Mac
- Linux
について「リクナビ派遣」で検索してどんな仕事があるのか簡単に調べてみました。
なぜリクナビ派遣かというと、「多くの派遣会社の求人が掲載されているサイトを持っている」からです。
通常、Aという派遣会社であればAという派遣会社が持っている求人しかA社からは見ることは出来ません。
そうではなく、リクナビ派遣であればA社以外にB社、C社など他の派遣会社の求人も掲載されており、幅広く多くの仕事を検索、確認できると考えてリクナビ派遣で調べてみました。
WindowsというOSと派遣の求人内容
まず調べたのが「Windows」です。Windowsとは、マイクロソフトが開発したオペレーティングシステム になります。
これは世界的にも多くの人が利用しており、高いシャアを占めています。日本の会社でもほとんどのパソコンのOSがwindowsかと思いますし、多くの人にとっては馴染みがあるのではないでしょうか。
リクナビ派遣の求人検索の「フリーワード」に「Windows」で検索してみたところ、パッと見IT系のテクニカルサポートとかSEの仕事が多いという印象です。
検索する前はもっと経理とか人事とか事務系の仕事も目にするかと思ったのですが、たぶん事務系の仕事ってWindowsを前提にしているから求人票に載ってこないんだと思いました。だから「Windows」で検索しても出てこないのかなと。
よくよく考えてみれば、仕事を探す時に職場のパソコンのOSがWindowsかどうか、絶対にWindowsじゃないと困る、という風にOSを意識する人はあまり多くはないでしょう。
自分が気になったのは、今回の記事の本命である次以降のMacとLinuxについてです。
Mac、Macintosh(マッキントッシュ)というOSと派遣の求人内容
Macを使うような仕事とはどんなものがあるのでしょうか。それを知る前にMacというOSの特性を知ると理解の助けになります。Wikipediaには次のように書かれています。
Macintoshは、個人ユーザーの使い勝手を重視した設計思想を持ち、デザイン(グラフィックデザイン・イラストレーション・Webデザインなど)・音楽(DTM・DAW)・映像(ノンリニア編集・VFX)など表現の分野でよく使われる。
DTPを一般化させたパソコンであり、書籍・雑誌などの組版 では主流のプラットフォームである。
ふむふむ、Macは主にデザイン、音楽、映像といった芸術系の分野でよく使われるようですね。実はここに書かれているように、派遣の仕事でもデザイン系の仕事が多いです。
自分が調べた範囲では次のような求人内容が多かったです。
1.業種
- IT・Web関連
2.職種名
- グラフィックデザイナー
- Webデザイナー
- 企画
3.主な仕事内容
- 自社Webサイトデザイン
- スマートフォンサイトなどのデザイン・コーディング業務
- パッケージ・POP、パンフレット・チラシの作成
4.必要とされる知識やスキル、経験
- Webクリエイティブの経験
- Photoshopの知識または経験
- Illustratorの知識または経験
- Dreamweaverの知識または経験
- DTP関連の知識または経験
- 静止画(3D)デザインの知識または経験
- 動画(3D)デザインの知識または経験
- 動画(3D)作成の知識または経験
時給の相場観としては1,600円から2,500円ぐらいという感じです。結構幅が広いな感じました。また、勤務日が週3とか時短の求人もいくつかありました。
また、「動画」とか「3D」というワードがあったのも気になりました。というのもデザイン系の仕事というと自分の今までのイメージでは「静止画」しかなかったからです。ですからこういった分野もデザインの仕事に入るんだなと驚きました。
求人総数としてはあまり多くない印象です。12月24日の段階でリクナビ派遣で条件を「東京都内」、フリーワードを「経理」だけで検索してみると約3,800件でした。
フリーワードを「VBA」に変えて検索してみると件数は約600件、「Mac」と変えて検索しみると約280件だったので、他の仕事に比べると、Macを使う仕事は少ないですね。
自分は都内のいろんな喫茶店に行ったりしているんですが、そこでパソコンを使っている人はだいたい「Mac」という印象です。ですからMacを使って仕事をする人は派遣ではなくて「フリーランス」の人が多いのかもしれません。
LinuxというOSと派遣の求人内容
世の中には「Widows」「Macintosh」以外に「Linux」というものが存在します。
LinuxというOSはフィンランド、ヘルシンキ出身のプログラマでリーナス・トーバルズ という方がつくったものです。また、Wikipediaには次のように書かれています。
Linux(リナックス、他の読みは後述)とは、Unix系オペレーティングシステムカーネルであるLinuxカーネル、およびそれをカーネルとして周辺を整備したシステム(GNU/Linuxシステムも参照)である。
(中略)
Linuxは、スーパーコンピュータ・メインフレーム・サーバ・パーソナルコンピュータ・組み込みシステム(携帯電話やテレビなど)など、幅広い種類のハードウェアで使用されている。
自分の中では、Linuxは研究者とかITの上級者が使うような敷居が高いイメージがあります。実際にリクナビ派遣で「Linux」で検索してみると次のような仕事が多かったです。
1.業種
- IT・Web関連
2.職種
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
- SE
3.主な仕事内容
- サーバーの設計、構築、運用、保守
- パッケージシステム向けインフラ基盤の環境構築・運用保守
- Webサーバ構築・運用
- Linuxサーバ、ストレージの構築運用業務
4.必要とされる知識やスキル、経験
- 開発エンジニアの経験
- サーバー・インフラ設計・構築経験
- Linuxの知識または経験
- PHPの知識または経験
- MySQLの知識または経験
- SQLの知識または経験
- Apacheの知識または経験
自分の印象だと、主にLinuxを利用したサーバーの設計・構築という仕事が多いようです。また、時給の相場観として2,500円から3,500円ぐらいで全体的に非常に高いです。
サーバーというと、システムの基幹部分を担うということや非常に高度で専門的な知識を求められるということから時給も高くなるのだと思います。
求人の件数としてはリクナビ派遣で、条件は「東京都内」でフリーワードに「Linux」と入れて検索してみたところ、約750件程でした。他の職種と比べると特別多くもなく少なくもないといった感じです。
まとめ
ここまで調べてみた印象としては、やはり自分が経験してきた仕事とは異質だなと思いました。非常に専門的というか、高度な知識が必要であることがわかりました。
今回このようなOSごとの仕事について調べた理由のひとつに「Macを使うような層ってどんな人だろう」という点が以前から気になっていたのと「Macをちょっとだけ使ってみたいかもしれない」という気持ちがあったからです。
自分がイメージするMacを使う人たちというのは、コンピュータリテラシーとか知識レベルが高く、社会的にも上位に位置する、といったものがありました。
そういった人たちがする仕事ってどんなものだろうと考えた時、「派遣会社のサイトでフリーワードで検索できる所があるからわかるんじゃないか」という考えに至りました。
そこからMacが必要とされる仕事はどんなものがあるのだろうか、それに便乗してLinuxが必要とされる仕事はどんなものがあるのか、といったことを調べたという流れになります。
OSがMacのパソコンも使ってみたい、という気持ちも多少ながらあったのですが、現実はそれほど甘くないというのもまた事実としてあります。
例えばExcelやExcelVBAをMacで使えるかどうか調べた所、どうも完全には上手くはいかないようです。
そこでMacにLinuxを入れてWindowsのofficeソフトを使えるようにしたらどうだろうかと考えたりもしましたが、それなら最初から何もしない方が良さそうです。
Windowsに依存したExcelVBAを勉強している自分の現状では、今すぐには別のOSを試してみるという考えも難しいかなと思いました。





















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