次の試験に向けて派遣の仕事を探していたのですが、何とか仕事を見つけることができました。
派遣会社を1社だけではなく、複数登録しておき、その派遣会社ごとに希望する案件に応募しておく、というやり方をとっていたのですが、その方法を取っておいて良かったというのが今回の記事の内容です。
派遣会社に対するリスク分散
以前派遣社員に関する過去記事で1社だけではなくて、2社か3社ほど登録して仕事を探したほうがよいといったことを書きました。
なんのリスク管理なのかというと、登録する派遣会社や仕事を提示してくださる派遣会社を「1社だけに依存しない」ということです。ビジネスでもそうですが、例えば売上とか取引先とか1社や2社だけという会社は少ないと思います。
その理由って、売上を上げるためとかいろいろあると思いますが、その中に「なるべくリスクを回避するため」という理由が含まれます。
例えば売上の8割を1社に依存していた場合、その後の経営はかなり混乱するでしょう。
派遣社員もそのような働き方が求められると思います。上手く言えませんが「そこしかない」というのは精神的に追い込まれていきますし、相手にもそれが伝わって足元を見てくると思われます。
過去記事「派遣社員として気持ちよく働くための考え方と方法」から引用
仕事を探し始めて最初の方は、ちょっと調子に乗ってしまっていた部分がありました。というのも前回の会社での評価が良かったので、同じ派遣会社からすぐに決まるかなと思っていたのです。
しかし、1ヶ月から3ヶ月程の「短期」という案件自体が少なかったのもあるかもしれませんが、1回の面談では決まらず、すぐに次の案件も見つかるというわけでもなかったので若干焦りが出てきました。
前回仕事をいただいた派遣会社と並行して進めていた別の派遣会社の案件も、念のため何件か応募していたため、今回それが運よく契約に繋がった形となりました。
何事も万が一のことを考えて常に2手3手先のことを考えておく、というのは当たり前かもしれませんが、気の緩みでそれを忘れてしまう時もあるものです。
しかし、今回は以前書いた、1社だけではなくて、2社か3社ほど登録して仕事を探してリスク分散する、といったように、やはり「もしかしたら・・・」ということも考えてはいました。
そのため前回仕事をいただいた派遣会社だけではなくて、別の会社の案件も念のため進めていて、その別の会社の案件が決まり、自分への戒めという意味でも過去記事に書いておいて良かった、というのが今回の記事のテーマです。
今回の仕事を探すときに気づいた反省点と心の反映
時間が長期化してしまった原因のひとつは、いろいろと条件をつけすぎてしまったかな、というのがあります。
その中のひとつとして、次の試験のためというのもあるのですが、前回の派遣の仕事を探す際に、少しだけ「下心」を持ってしまったため、今回「短期」という案件を探していました。
その「下心」というのは、あわよくば「正社員」になれれば、という考えを持ってしまったのと、もしかしたら試験に「落ちてしまう」という可能性も十分考えられたので、
仮に落ちたとしてもそのまま仕事を続けられるように、ということで「長期」という条件をつけて探していました。
正社員と違ってそれほど苦しむことなく仕事につけたという点までは良かったのです。しかし、「自分の周りの環境が自分の心の反映である」「自分の周りの環境は自分の心を映し出す鏡である」という言葉はいろいろな本を読んで知るようになったのですが、
その時の職場だけでなく、自分の過去の出来事も含めて「確かにそれはあるかもしれない・・・」と感じています。
前回の職場は、今まで見てきた職場で一番良い環境でした。しかし、どこにでも合わない人はいるものです。
まさにその時の自分の心が反映されてしまったような人でした。というのもそこで会ったある方も自分と同じように、資格試験のために派遣社員として働いていました。
その方は自分が入ってからすぐに契約社員に格上げされたのですが、その時から自分に対する態度が一変しました。なんというか非常に上から目線なのです。
他にも「将来的には企業内○○になりたい」といったことを小耳にはさんでいたので、なんというか「依存心」みたいなものを感じました。
まさに自分がこの仕事を受ける前に考えていたことが悪い意味で反映されてしまったような光景だったわけです。
こういうこともあったので、「次の仕事を探すときに自分の心に邪な心はないか」という自分への戒めとして「短期」という案件を探していたわけです。
しかし、今回「短期」という案件自体が少ないということがわかったので、次は邪な心がないかという意識を持って「長期」の案件も探していこうと思います。
このブログの目的の内の一つ
このブログでは「今まで学んできたことや考えたことなどを記録、整理していく」というのが趣旨です。
直接は書いていませんが、「過去に書いた記事が未来の自分にとっての戒めや助けとしたい」といった目的もありました。
そのため、今回の一連の出来事は自分にとって、このブログの目的の内の1つを果たせたといえます。
今回のように若干の気の緩みがあっても、今後も過去に書いた記事から、「そういえば以前こんなこと書いたっけ、気をつけなきゃな」と見直したときに何らかの助けとなればいいなと思います。
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