今後は正社員の定義が見直されてくると思われる

最近は藤原和博さんの『味方をふやす技術』を読んでいたのですが、考えさせられる文章があったので、今回記事にしました。

 

10年前、まだ自分が社会人になる前の頃の社会人のイメージというのは、「大学を卒業したらみんながなるもの」という非常に漠然としたものでした。

 

もちろん会社の「正社員」にならない人も一部にはいるけれどもそれはほんの一部だろうといったイメージがありました。

 

しかしここまで社会人として経験を積んでいくうちに正社員というものに対する次のようなイメージが崩れていきます。

 

  • 「正社員って本当に安定しているの?」
  • 「正社員ってそれほどメリットがないのでは?」
  • 「なぜみんなそれほど正社員になりたがるのだろうか」

 

等々自分の考えが時間が経つほどに変化していって、今では以下の過去記事も書いたように正社員というものに対する自分の価値観というのは、以前に比べれば大きく変わりました。

今回は正社員とか世間で安定していると言われているものに関して考えていたことを書いていってみます。

スポンサーリンク

一般的な正社員の定義

正社員の一般的なイメージというと、どういったものを思い浮かべるでしょうか。例えば期間の定めがない契約で雇われている労働者といった感じでしょうか。他の雇用形態に比べれば安定しているイメージはあります。

 

実際は「正社員の定義」といった明確なものは現在の日本にはなく、労働者を便宜的に区分するために使われている用語に過ぎないようです。

 

厚生労働省の「平成27年賃金構造基本統計調査」の主な用語の定義には次のように書かれています。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2015/yougo.title

「常用労働者」
次の各号のいずれかに該当する労働者をいう。

  1. 期間を定めずに雇われている労働者
  2. 1か月を超える期間を定めて雇われている労働者
  3. 日々又は1か月以内の期間を定めて雇われている労働者のうち、4月及び5月にそれぞれ18日以上雇われた労働者

もう少し書くと、引用先の厚生労働省のサイトの図に書いてあるように、常用労働者の中の一般労働者の中の正社員・正職員に該当する者が正社員と言われるようです。

1995年の日経連の「長期蓄積能力活用型グループ」

このブログでは以下のような過去記事も書いています。

1995年に日経連から以下の表のように『「新時代の『日本的経営』」と3種類の労働者グループ』というものが出されています。

f:id:psoukonoseiri:20151217121543p:plain

 

この3種類の労働者グループというのは

  • 長期蓄積能力活用型グループ
  • 高度専門能力活用型グループ
  • 雇用柔軟型グループ

という形で区分されているのですが、正社員に該当するのが長期蓄積能力活用型グループです。

 

1995年の時点で政府は既に労働者を3種類のグループに分けて日本の経済を進めていくことを決めていたようです。

 

ここでの正社員と考えられる「長期蓄積能力活用型グループ」は、雇用期間の定めがなく、対象が管理職・総合職・技能部門の基幹職となっています。

 

他のグループに比べて退職金もあり、なんだかかなり特別扱いされているような感じですね。

コメント