女性正社員の平均時給1545.36円━(民間給与実態統計調査平成25年分)

前回の記事では男性の正社員の平均時給は現実的な視点から見ると実際どれくらいなのか、というのを調べてみました。

 

以下が前回の男性の正社員の平均時給について書いた過去記事です。

男性の正社員の時給というと、調べ始める前はかなり高いのではないか、2,000円とか3,000円、4000円ぐらいあるのではないかというイメージがありました。

 

ですが現実はそうではなく、計算方法は賛否両論あると思いますが1,600円程で、これは派遣社員の時給でも普通にある数値です。

 

この理由は「労働時間の長さ」が問題でしょう。特に現実問題として、統計上の数値に出てこない「実際の労働時間」というのはもっと長いと思われます。

 

もっと正確な労働時間がわかったら、現実の正社員の時給というのはもっと下がってくるのではないでしょうか。

 

男性ときたら今度は女性の正社員はどれくらいになるのか気になります。

 

インターネット上で「女性 正社員 平均年収」とか「女性 正社員 平均時給」で検索してもなかなか出てきません。ですから今回も「現実的な視点」からみてどれくらいなのかを調べてみました。

女性の正社員の平均時給

今回も前回の「民間給与実態統計調査(平成25年分)」を使い、12ページ以下の部分を引用してみます
https://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan2013/pdf/001.pdf

「正規については男性 527 万円(同 1.2%増)、女性 356 万円(同1.9%増)」

 

女性の正社員の平均年収は平成25年度で356万円のようです。実際の平均労働時間はどれくらいでしょうか?今回も前回の資料の「表2 フルタイム労働者の週労働時間」を使って、11ページの以下の部分を引用してみます。

「労働時間の二重構造と二極分化」
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/627/627-01.pdf

1981年 46.54

1986年 44.65

1991年 43.97

1996年 43.30

2001年 42.09

2006年 44.52

女性の方は特に残業も多くないようです。25年間で大きく変動もないので今回も平均した数値を出してみます。平均した数値は1週間で44.18時間となります。

 

1年間に換算すると44.18÷7×365=2303.67時間となります。

 

上記の女性の正社員の平均年収を使って計算すると

3,560,000円÷2303.67=1545.36円となります。

 

これは「平均値」であって前回使った「中央値」ではありません。しかし、女性の「正社員」の中央値がどれくらいになるかというデータは今のところ見つけられていません。

 

前回の男性の場合は非正規が約2割なのでそれほど元の数値は大きく変わらないので、非正規の数値も含めて計算しました。

 

しかし女性の場合は非正規が約6割ですから、「民間給与実態統計調査(平成25年分)」で中央値を出そうとしても、かなり非正規の数値も含まれてしまいます。

 

そのため非正規の平均年収も入れると平均時給は大きく下がってしまい正確な数値が出せません。ですが、正確な女性の正社員の中央値がわかった場合は現実的な平均時給は1500円を下回るかと思います。

新しい働き方を考えてみる良い機会

今までであれば、女性というだけで就職活動で不利な状況を経験した人もいたのではないでしょうか。

 

例えば、会社側としては女性は結婚したら子どもを産むために退職してしまう人もいるので正社員として雇うのはいかがなものかいった視点の所もあったのではないでしょうか。

 

他にも、昨今は男性や女性関係なく長時間労働、サービス残業で必要以上に働かされてしまうような時代です。

 

そういった状況を考えた場合、大企業で働いたり正社員という雇用形態の選択が割りに合わない世の中になっている中で、今までのような働き方を見直してみる良い機会かもしれません。

 

というのも、IT系の職種であれば、時給2,500円とか3,000円の求人も豊富にあるからです。プログラマーやシステムエンジニア、デザイナーアプリ開発者といった職種は、実力さえあれば正社員よりも多くの給与を得ることができます。

 

それ以上に良いことは、過去の経歴とか正社員という肩書きやしがらみにとらわれないで、ある程度柔軟に働けることです。

 

これは精神衛生上、非常に良いことです。正社員だとどうしても周りの人間関係とか上司との関係とか気を使いますし、理不尽な指示にも従わなければいけません。

 

しかし派遣社員の場合は、実力さえあればそれほど仕事に就つくことは自分の今までの経験からもほとんど困ったことはありませんでしたし、派遣先の職場が嫌であればすぐ別の職場を決めることができます。

 

派遣社員というのは、一応派遣先の会社から見たら「外部の人間」なので正社員の時とは違い、いろいろと気を使ってくれるという点もありがたいです。

 

自分が派遣社員という働き方を良いと感じる点は、この点ですね。派遣先からいろいろと丁寧な対応をしてくれますし、仮に嫌なことがあってクレームを入れればすぐに対応してくれます。

 

それでも駄目な場合はすぐに他の職場を紹介してくれるので、少なくとも正社員の時よりかは肉体的にも精神的にも楽な働き方ができるのではないでしょうか。

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