時代は少しずつだが進んでいる。派遣で年収1000万円越えの人も

先日以下のような記事をツイートしました。

現在の日本というのは、一昔前と比べれば正社員以外の働き方もだいぶ許容されるようになってきたのではないでしょうか。しかし一方で、派遣社員などの非正規に対して良いイメージを持っていない人もいるでしょう。

 

確かに引用した記事にあるように、世間の派遣社員に対するイメージというのは「正社員になれなかった人が仕方なくなるもの」と考えられているかもしれません。しかし、必ずしも全ての人がそうではないはずです。

 

例えば、本当はその気になれば正社員になれるし、それ相応の能力もあるんだけど正社員だと責任が重いし、勤務時間も長くなりがちだから敢えて派遣社員として働く人もいるかもしれません。また、正社員だと会社の人との人間関係が面倒くさいから敢えて派遣社員で働くとか、事情は人それぞれです。

 

必ずしも、全ての派遣社員が正社員になろうと努力したけれどもなれなかった負け組み的なイメージを持つのは間違いです。自分も経理の派遣社員として何社か経験してきましたが、むしろ「なぜこんなできる人が派遣社員で働いているんだろうか?」と思うような人は何人も見かけました。

 

一方で「なぜこんな人が正社員で働けているんだろうか」と思うような人も少なくなかったです。そういった状況を何度も経験している自分の感覚では、優秀な人でも正社員から派遣社員やフリーランスに移行している人は増加していると感じます。

 

また、引用した記事にあるように実際の働き方の変化から「時代は少しずつだが進んでいる」と感じますし、それらの様々な事象から世間の正社員以外の働き方に対するイメージも、少しずつではありますが変化していっているはずです。

 

今回引用したニュースに対して、考えたことや気づいたことなどを書いていってみます。

時給換算すると実は正社員は派遣社員よりも損をしているのではないか?

現在の日本におけるいくつかの統計では、雇用形態における正規社員と非正規社員の比率はだいたい正規社員が「6割」非正規社員が「4割」とされています。ですから、「派遣社員」とか「フリーランス」などの働き方について考える人は正規社員に比べれば少数派です。

 

自分も実際に派遣社員として働き始めるまでは、派遣社員に対してあまり肯定的なイメージは持っていませんでした。しかし、以下の過去記事にも書いたのですが、紆余曲折などもあって今日までいくつか「派遣社員」として働く機会がありました。

 

過去記事での記述で、派遣社員を経験してから「時給換算」という考え方を持つようになりました。なぜなら正社員は月給で給与が決まるのに対して、派遣社員は時給いくらという形で給与が決まっていく雇用形態だからです。

 

ですから、正社員として働いていた時の時給を計算してみた結果、その数値に愕然としました。それは次のような形です。

  • 1社目 時給746円(正社員)
  • 2社目 時給1075円(正社員)
  • 3社目 時給1300円(正社員)
  • 4社目 時給1640円(派遣)

実際に働いた時間、サービス残業や拘束時間など諸々を全て含めて計算した結果以上のようになりました。

 

引用した過去記事を書いた時点まででは、自分は4社経験してきたのですが、このような数値を見たとき「自分は今まで何をしていたんだろうか?実はものすごく損をしていたのではないか?」と感じるようになります。

 

一方で、派遣社員の「時給の高さ」にも驚きました。自分が初めて派遣社員で働くまでは、「時給」で働く働き方というのは「アルバイト」とか「パート」といったイメージしかなくて、例えば飲食店のアルバイトなどは時給900円とか1,000円ぐらいが相場ではないでしょうか。

 

ですから、実際に派遣社員として働く前までは派遣社員もそれと同じくらいかアルバイトの時給の相場に+100円ぐらいしたものなのだろうぐらいのイメージしかありませんでした。

 

それが蓋を開けてみてびっくりしたというか、最初の派遣社員の経理の仕事が「時給1640円」というものだったので、「あぁ、派遣社員の時給というのはこんなにも高いものなんだな」と初めて理解しました。

 

ここまでのことをまとめると、「現実問題として、正社員は長時間労働で時給換算あたりの給与が低く、派遣社員は労働時間も短く時給あたりの給与が高い」ということになります。実際に働いた時の自分の感覚でも正社員の時と比べて労働条件的にも人間関係的にも非常に働きやすいと感じていました。

 

実際に経験してみるとどんどん視野が広がるもので、経理でも英文会計とか月次決算、年次決算など、より高度な仕事ができるようになると時給も1,800円とか2,000円を越えるものも出てきます。

 

さらに視野を広げると経理よりも全然時給が高い職種もあるのです。

派遣社員のIT系の職種の時給の相場

ここまでで派遣社員の時給の高さについて書いてきました。派遣社員として働くようになると、ふとしたきっかけで自分が希望する以外の職種の時給も目に入ってくるものです。その中のひとつがプログラマーやシステムエンジニアなどのIT系の職種になります。

 

このことについては以下の過去記事でも触れてきました。

 

派遣社員の職種についてはここまで自分が経験してきた経理について触れてきましたが、もちろん派遣社員の職種はそれだけではなく、たくさんの職種があります。その中のひとつが先に触れたプログラマーやシステムエンジニアなどのIT系の職種なのですが、この職種の時給は非常に高いのです。

 

どれくらいの高さかというと、時給2,000円や3,000円といったものです。このような時給の仕事は極々一部の限られた数しかないと思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。

 

大手の派遣会社のサイトなどでいろいろと仕事を検索してもらえればわかると思いますが、非常に多くの求人を見つけることが出来ます。その内容も様々で、プログラマーの求人というと「Java」とか「C言語」などのメジャーなプログラミング言語しか扱っていないと思う人も多いかと思います。

 

実際はそんなことは全然無くてExcelVBAとかAccessVBAといったオフィスソフトで使われるプログラミング言語を扱った求人も豊富に揃っています。しかもそういった求人の時給も2,000円や2500円といったように経理などの派遣の時給よりもかなり高い傾向にあります。

 

以前の自分であれば、「時給」と聞くとアルバイトとか時給1000円ぐらいのイメージしかありませんでしたが、経理の派遣社員の時給の高さでさえ驚いたのですから、IT系の職種の時給の高さにはもっと驚きました。

 

しかし世の中は広いもので、もっと高時給の仕事もあるようです。

派遣社員にもコンサルティングの仕事はあり、時給も正社員と比べて非常に高い

ここまで派遣社員の職種には経理やプログラマー、システムエンジニアなどがあるといったことを書いてきました。しかし、派遣社員の職種はそれだけではなく、今回冒頭部分で引用した記事の内容にもあるように、「コンサルティング」を仕事内容とした求人もあります。

 

自分はこの記事を見るまでは、派遣社員の高自給の仕事はプログラマーなどの「IT系の職種」しかないと思っていました。しかし今回引用した記事をきっかけに派遣会社の求人サイトを使っていろいろと調べてみたのですが、高時給の仕事はIT系の職種に限らず、他にいくつもの職種があることがわかってきました。

 

それは例えば、引用記事の中の「コンサルティング」であったり、他には「プロジェクトマネジメント」「通訳・翻訳」などです。日本にはリクルートスタッフィングやパーソルテンプスタッフなど非常に多くの派遣会社があるのですが、その中でも多くの派遣会社の求人をまとめて検索できる「エン派遣」といった求人サイトもあります。

 

この派遣会社の求人サイトで検索条件で、時給を最大の「3,000円以上」として検索すると高時給の職種の求人を見ることが出来ます。その中には「時給5,000円以上」といったものもあり、確かに派遣社員でも「年収1000万円以上」というのも可能なようです。

 

冒頭で引用した記事の中に「コンサルタント」という職種が出てきたので、これは自分にとって完全に思考の外でした。

 

ちなみにコンサルタントとプロジェクトマネージャの違いを挙げておくと、だいたい次のような感じになるようです。非常におおざっぱにまとめるとプロジェクトマネージャは「管理」、コンサルタントは「立ち上げ」です。

 

もう少し詳しく書くと、プロジェクトマネージャはとあるプロジェクトを、予算やスケジュール通りにマネジメントすることが重要な仕事です。決められた範囲の中で、チームとして結果を出す必要があります。

 

技術力や知識量が求められるのはもちろんですが、チームをまとめること、プロジェクトを滞りなく進める能力も必要です。

 

一方でコンサルタントはその前の段階、プロジェクトの立ち上げが重要な仕事とされます。経営課題を分析し、それを元に適切な解決策を立案し、具体的にどう進めていくのかという形にして提案、実現させる必要があります。ゼロベースでの提案をしたい方であれば魅力的な仕事です。

 

派遣会社のサイトで、コンサルタントやプロジェクトマネージャについての仕事についていくつか検索してみると「○○システム導入支援」など、事業の立ち上げから管理までの規模の大きな仕事が中心なようです。

 

ですから、会社の内部構造を大きく変えるような仕事をしたい方であれば、非常に魅力的な仕事になるでしょう。

 

通訳・翻訳の仕事で使う言語は英語が多いです。高時給の通訳は、日本の企業の役員が外資の企業の役員と会議をする時などに必要とされる仕事があります。このような仕事に就くためには専門的なビジネスに関する知識が求められます。

 

また、高時給の翻訳の仕事では研究資料や技術資料のレビューなどが多いです。ただ単に英語について知っているだけではなく、技術的な専門用語を英語で使える人が重宝されるようです。

まとめ

今回の記事では派遣社員でも高時給の仕事があるといったことを書いてきました。今回の記事を書く上で自分が勉強になったのは、時給2,000円とか3,000円など高時給の職種はIT系に限らないということです。

 

たぶん日本で働いている人の過半数は派遣社員という働き方に対して肯定的なイメージは持っていないと思います。自分も実際に派遣社員として働くようになるまではあまり良いイメージは持っていませんでした。

 

けれども、実際に経験してみるといろいろと見えてくるもので、「あぁ、世の中にはこんな生き方もあるんだな」とか「こんな時給が高い仕事もあるんだな」といった点にも気づけるようになっていきました。

 

とはいっても、それは実際に経験してみたからこそ気づけたわけであり、まして全く派遣社員とかフリーランスなどの働き方を経験してきていない人が、派遣社員にも「コンサルティング」や「プロジェクトマネジメント」といった非常に高時給の仕事の存在に気づくのは難しいかもしれません。

 

自分も今回の記事を見つけなければ、派遣社員で高時給が得られるのは「ITの職種だけ」と、いつまでも狭い視野の中に居続けてしまったかもしれません。一方で少しずつですが時代は進んでいるとも感じます。

 

今までであれば、派遣社員になるように人は、正社員なれなかった人が「仕方なくなるもの」だったのに対して、引用したツイートのようにベンチャーの社長だった人や正社員になれるのに敢えて派遣社員を選んだ人もいる、という内容になっています。こういった記事は、今まであればほとんど見かけなかったとでしょう。

 

派遣社員やフリーランスといった働き方や求人は、グーグルで検索すれば数え切れないほど見つけることができます。選択肢がいくつもあれば、能力や意欲があれば、正社員よりも働きやすいのであれば、正社員として上司との人間関係やいつまでも上がらない給与のために長い年月を我慢する必要はなくなってきます。

 

ですから、今回の記事を見てくれた人が「外の世界」に目を向けてもらえるきっかけになれればと思っています。

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