理解することは分けること━フレームワークと構造化について

前回の以下の過去記事では「構造化すること」について触れました。

今回は「構造化」というものについてもう少し詳しく書いていってみます。

構造化について

4つの色のついた並べられたパズル

構造化することとは

  • 要素化する(形がないものを形あるものにする)
  • 要素間の関係を考慮しつつ、わかりやすく意味あるものに分類、整理する。

という風に書きました。

 

以前どこかで、「理解すること」は「分けること」である、というのを思い出して少し調べてみました。

 

以下の記事がわかりやすくまとめられているので引用してみます。

「分かる」とは、「分ける」と言うことである。「分かる」と「分ける」は同語源である。「理解する」とは「分ける」と言うことである。「理解する」ためには「分割」しなければならない。「理解する」ためには「分別」しなければならない。「分別」の「分かれる」と「別れる」も、日本語的に同じ語源である。

 

日本語に「理(コトワリ)」と言う言葉があるが、「事(コト)」を「割る(ワル)」から「コトワリ(理)」である。

(中略)

大陸合理論と対比されるイギリス経験論の祖とされるのがフランシス・ベーコンである。ベーコンは、「分析」を「Dissection」と言い換えた。「Dis」は「分離」と言う意味、「sect」は「切る」と言う意味である。

 

つまり「Dissection」は、「切り分ける」と言う意味になる。「Dissection」は「解剖・解体」と訳せるが、「理解」の「解」の文字も、「牛」と「刀」と「角」で「動物などを解剖する」と言う意味になる。

 

さらに、「哲学」の「哲」の字の上半分、「折」は、「斤(おの)で、一刀両断する」と言う意味である。

なるほど、物事を理解することとは、「分ける」ということなんですね。ここ最近フレームワークという言葉にも触れてきました。

  • 理解すること
  • フレームワーク
  • 構造化

これらの言葉が、自分の中で点と点が線で繋がりそうだったので今回の記事で取り上げてみました。

理解すること、フレームワーク、構造化はどう繋がるのか

結論から言うと、中小企業診断士やコンサルタントが使うフレームワークという考え方は物事を理解するための、「分けるための道具」なんじゃないかなぁと思いました。

 

フレームワークにはいろいろあるのですが、例えば以下のようなものがあります。

SWOT分析

意思決定に必要な企業や個人に対して

  • 「強み」(Stringth)
  • 「弱み」(Weakness)
  • 「機会」(Opportunity)
  • 「脅威」(Threat)

の4つの見方を使って、事業の評価や分析を行うツールです。

3C分析

9つのマスにそれぞれ折れ線グラフや棒グラフなどが描かれたイラスト

経営戦略やマーケティング戦略を考える時に使う分析手法です。この3Cというのは、

  • 自社(corporation)
  • 顧客(customer)
  • 競合(competitor)

の頭文字をとったものです。この3つは以下のような視点で見ることが出来ます。自社であれば自社の経営資源として

  • 「ヒト」
  • 「金」
  • 「モノ」
  • 「情報」

の観点からどういったものがあるのかということであり、顧客であれば

  • 「市場規模」
  • 「成長性」
  • 「顧客ニーズ」

といった視点で分析できます。また、顧客の属性として、

  • 地理的
  • 心理的
  • ライフスタイル

という観点からどうなのか、といった具合です。競合であれば

  • 競合企業の数
  • 参入障壁
  • 競合企業

がどういった資源をもっているのか、

  • 競合企業の売上高
  • 市場シェア
  • ブランド

はどれほどのものなのか、といった感じです。

マーケティングミックス4P

マーケティングミックス4Pとは

  • 「商品」(Product)
  • 「価格」(Price)
  • 「立地・流通」(Place)
  • 「販売促進」(Promotion)

といったもので、これらの頭文字をとったものです。これらの意味は

  • (Product)「商品はこのままでよいのか」
  • (Price)「価格は適正か」
  • (Promotion)「販売方法はこれでよいのか」
  • (Promotion)「顧客への訴求方法は十分か」

といった見方ができます。

 

今まではこれらの分析手法に対して、「この分野にはこういうものがあるんだな」ぐらいにしか考えていませんでした。

 

しかし「構造化する」とか「理解することは分けること」という言葉の意味が分かってくると、フレームワークというのは「物事を理解するための分ける、分類するための道具」なんだなと思うようになりました。

 

当たり前のことかもしれないんですが、自分の中でははっとさせられるものがあったので、今回記事として整理してみたわけです。

 

要は今までは表面上でしか捉えられていませんでした。

  • 「なぜそういうものがあるのか」
  • 「なぜそういった使い方をするのか」

がなんとなく見えてきたと思います。

 

ただ、これはまだ入口であって、理解するために「分ける」ことはできるようになったと。じゃあその分けたものをどうするのか?が問題を解決をするうえで大事なんだろうと思います。

 

  • 「分けたものをどうするか」

が今後の課題ですね。

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