「真の問題」を解決するには「あるべき姿」の設定が必要━ピラミッド原則という考え方

以前過去記事で以下のようなことを書きました。

ただ、これはまだ入口であって、理解するために「分ける」ことはできるようになったと。

 

じゃあその分けたものをどうするのか?が問題を解決をするうえで大事なんだろうと思います。

 

「分けたものをどうするか」が今後の課題ですね。

 

物事を理解するためには「分ける」ことが必要ですが、その「分けたものをどうするか」が自分の今後の課題だったので、その点についていろいろと調べていました。

 

調べていくうちにわかってきたのですが、ロジックツリーなどを使い物事を分ける、細分化していって多くの解決策を見つけ出していく、そしてその中から効果が高いものを優先順位をつけて検証していく、というやり方があるということはわかってきました。

 

ですが、そもそも自分が見つけ出した問題というものが、「本当に問題なのか」という、最初のスタート時点で間違っていたらゴールも間違えたものになってしまいます。

 

そういった中で、「真の問題」とはどう見つけるのかが課題になってきます。

 

今回はそのことについて書いていってみます。

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アマゾンのカスタマーレビューから

以前紹介した『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則 』のアマゾンのカスタマーレビューに以下のようなことが書かれていました。

たとえば、問題解決法なら「問題解決プロフェッショナル」

ロジカルに書く技術なら「論理思考と発想の技術」

解決策を分かりやすくプレゼンするなら「マッキンゼー流プレゼンテーシ

ョンの技術」

これらをさっと読んで要点をつかんでおくと、本書をより早くより良く理解できると思います。

 

「ほぅ・・・、他にもそういった本があるのか、『問題解決プロフェッショナル』とはどういったものだろうか?」

 

「『問題解決プロフェッショナル』には「思考と技術」と「構想力と分析力」の2冊があるんだ、今の自分には必要な感じがするから買ってみよう」

 

ということで今回の記事では齋藤嘉則さんの『問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」』に書かれていたことについて書いていってみます。

 

ちなみに自分が良い本を探す方法として「カスタマーレビュー」をよく見るようにしています。

 

一見するとただの書評として見過ごしてしまいそうなのですが、今回のように他の本を紹介してくれる文章もあるので、こういった部分を意識して見ると思いがけない本が見つかったりします。

 

「あるべき姿」を設定することの重要性

問題を解決するには「あるべき姿」の設定が必要なようです。まず最初にこのあるべき姿を描けないと、解決すべき問題自体が間違ったものになってしまうということです。そのことについて本書では次のように書かれています。

 

p.2

与えられた問題に疑問を抱かずに、解くべきか否かということを考えもせずに問題解決に向かったり、解決しやすい問題だけに取り組もうとしたりするようになったのは、日本の教育に原因があるとも言える。

 

我々は、小中学校から高校・大学を卒業するまで、ほとんど「与えられた問題を最も効率よく解く」ことに終始してきた。その結果、限られた時間内で高得点を獲得するために、

 

解決できる習性、与えられた問題に関しては疑義をはさまずに、とにかく一生懸命解こうとする習性を身につけてしまったのではないだろうか。

本書ではこういった姿勢を問題だと捉えています。

 

例えば今までは「あるべき姿」を設定しなくても、アメリカなどの目に見えるわかりやすい手本がいました。そのため、アメリカを目標とし、「既存の製品を改良していく」というオペレーション的解決方法で良かったわけです。

 

ですが今は違います。目に見えるわかりやすい目標は少なく、改善(特に現場レベル)はやり尽くした感があると言われています。そのため全く新しい何かを創り出す必要に迫られています。

 

それは企業レベルではなく、個人レベルでも言えるようです。今までと同じような仕事を改良し続けていくだけでは限界があります。企業も個人も今までとは違う「こう在りたい」という「あるべき姿」を設定する必要があるようです。

 

その設定によって現状と比較した場合、解決すべき「問題」が出てきます。わかりやすくまとめると以下のような感じになります。

  • 「あるべき姿」

  • (ギャップ)←(このギャップをどうやって埋めるかが「真の問題」)

  • 「現在の状態」

上記のようにあるべき姿を設定してから現状と比較して出てきた問題が「真の問題」であると本書では述べられています。

 

あるべき姿を設定せずに、ただ目の前にある問題を解決しようとしても、それは「偽の問題」であり、根本的な解決にはならずに同じところをぐるぐると回り続けてしまうことになります。

現時点での感想

なるほど、確かに今までは「あるべき姿」なんて全然考えつかなかったですし、その重要性にも気づいていませんでした。

 

今までであれば、というか一般的には今取り組んでいる問題を解決していけば、いずれは大きな解決につながると思っていたんです。

 

表面上に見える問題にとらわれてしまう、というのはまさに自分が陥っていた状態でした。確かにロジックツリーやMECE、細分化などの問題解決手法も大事ですが、そもそも取り組むべき問題が間違っていたら解決できる問題も解決できないというわけです。なるほど、これは深い。

 

今回書いたような基礎的な知識はわかってきたので、この知識を具体的にどうやって実際の試験や生活に応用していくのかが今後の課題になりそうです。

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