そう、わたくし、来期より地方移住することが決定しました!
同時にキャリアチェンジも行います。
研究開発職から生産管理職へキャリアチェンジ!
これぞ日本型メンバシップ雇用の醍醐味。
まだ大阪で消耗してるの??
大阪の本社は便利な環境でしたが、人間関係的にはギスギス。
鉄道網は最高ですが、自然環境は最悪。
だったら車必須の地方で、穏やか人達と一緒に働けばいいじゃない。
まだモノなんか捨ててるの?から引用
上記の引用文は「まだモノなんか捨ててるの?」ブログのしゃどみさんという方のブログです。自分が今のブログを始めて一番最初に「はてなスター」をつけていただいた方なので覚えており、時々この方のブログをのぞいていました。
しかし引用文にあるように、人間関係があまり上手くいっていなかったようで本社の研究する部署から地方の生産管理職へ異動になったとのこと。
以下の過去記事でも、印刷業界で働いていて、人間関係や激務で辞めてしまわれたという方のブログを引用させていただきました。
このような事実は本当に怖いものと感じています。
自分の意思とは関係なく、外部環境によって人生を左右されてしまう恐怖
多くの人が周りの方に何かあったとしても、「自分は大丈夫だろう」と思っている方が多いかもしれません。しかし、自分は上記のような経験を何度も経験しているので、とても他人事とは考えられません。
「それが起こりうる可能性は、起こるか起こらないかではなく、早いか遅いかだけ」という風に考えています。別の言い方をすれば、「明日は我が身」です。
しゃどみさんのブログを見たときに、他人事なのに何とも言えない恐怖を感じました。
ユダヤ人の格言
ある日、ネット上でユダヤ人の格言に関するサイトを見つけて、その中で次のような文を見つけました。
- 「人が生きている限り、奪うことが出来ないものがある。それは知識である。」
具体的にどの頃かは覚えていませんが、精神的、生活的に苦しかったときに、この言葉を知ったときは深く自分の心に残りました。この言葉を知ったときに、何とも言えないような「希望」みたいなものを感じました。それは次のようなことです。
- 「確かに脳に入ったものは、周りの人がどうこうしようが取られることはない」
- 「自分の周りのものが全て取られたとしても知識は残る」
以前からちょっとずつ勉強はしていたのですが、この言葉を知ってからはより勉強に力が入るようになりました。
新卒1社目での衝撃的な光景
このブログでは度々触れていましたが、自分は新卒1社目で外食産業の会社に入り、毎日店舗で長時間激務をこなしていました。
ある日のこと、店長と先輩社員と自分とで飲みに行ったことがありました。帰り道に店長が何気なく吸っていたタバコを道端に捨てたときのことです。
その瞬間先輩社員が近くにあった空き缶を拾ってきて、すぐにそのタバコを空き缶の中に入れました。店長はさも当然のようにしているのです。
何年も前のことなのにいまだにその光景を覚えています。その光景に対していろんな解釈の仕方があるかと思いますが、自分は吐きそうになるほど気持ち悪く感じました。
自分は「そんなにも媚び諂う必要があるのか?」と思いました。ある意味サラリーマンとして生きる人の象徴的な光景ではないでしょうか。
相手のクツをなめるようにご機嫌を伺い、それで自分の身の安全が保証されるのであればまだいいかもしれません。でもそれだって、会社の方針や上司の気分一つでどうにでもなってしまう問題です。
まとめ
「仮に会社や上司から好き勝手されても、陰で勉強をしていれば、逃げることができる」
実際いろいろあって、何とか今まで生き残っています。大学生のときにあの本に出会っていなかったら、
新卒1社目で逃げて、勉強しなかったら
その後も継続して勉強しなかったら
いろいろもしもはありますが、恐怖に屈したり、魂を売ってしまっていたら、もしかしたら今の自分は生きていないかもしれなかった、と考える時があります。今の自分をここまで連れてきてくれた過去の自分に感謝したいです。
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コメント
>「仮に会社や上司から好き勝手されても、陰で勉強をしていれば、逃げることができる」
それな、って言いたくなる程同意です。
人生の流動性は時代が進むにつれて高くなります。
いつでも自由にキャリアを開拓、変化、放棄できる人間の方がきっといいです。
私は研究開発職なのに、現場に深く携わって(フォークリフトの免許まで取るくらい)、キャリアチェンジをすることになりました。
選択肢の豊富さこそが、これからの時代の豊かさなのです。
なお、本社には3年後に戻る模様。
まだ、研究開発を辞めた訳ではない。
私の夢は続いている。
>しゃどみ (id:syadmi)さん
コメントへ気づくのが遅れて申し訳ありません。
ときどきしゃどみさんのブログをのぞかせていただいてました。
夢へ向けて頑張ってください。
こんにちは。大学時代に出会った本って、なんの本ですか?興味あります
>ななさん
コメントありがとうございます。
今回の記事での自分が大学時代に「出会った本」というのはジェームズ アレンの
『「原因」と「結果」の法則 』という本です。