中小企業診断士試験で学ぶPPM理論や流動数分析は実務で使うためのモノサシと対処法

以前以下の過去記事で『「経営革新支援」の進め方―中小企業診断士の経営革新支援手法』という本について触れました。

本書は自分が診断士としての知識を学ぶ上で、実際にどう仕事で使うのかを考えていなかったため買ったものです。

 

今は3週目に入りましたが、2週も読むとある程度概要がつかめてきます。

 

そこで気づいたのは、例えばPPM理論流動数分析といったものは、その企業がどういった症状なのかを調べるためのモノサシなんだなということです。

 

そして様々な問題に対処するために、○○管理とか△△法なんていったものがあるんだな、ということがわかってきたので、今回はそのことで気づいたことを書いていってみます。

企業の状態を計るモノサシ

例えば以下のような内容など引用してみます。

p.97

4 ) 新製品の状況

前述のPPMを活用し、自社が販売している製品(サービス)ごとのライフサイクルを分析し、商品企画・R&D活動が計画的、かつ効果的に実施されているかを評価する。

 

【評価のポイント】

  • 過去の一定期間において発売された新商品の売上高構成比(新製品寄与率)や全商品のアイテムに占める割合を算出する。構成比が高いほど、商品企画開発活動の成果が高いと推測できる
  • 製品ライフサイクル(PLC)を分析し、導入期~衰退期の各ステージにバランスよく商品が分散しているかを把握し、商品企画の計画性などを分析する

 

他の人にとっては当たり前かもしれませんが、自分は今まで現場でその知識をどう使うのかといった明確な意識を持てていませんでした。

 

今までどういった意識で学んできたかというと、科目に対して現状の日本国内の状況や企業の状態を知るとか、こういった見方があるとか、具体的にその知識をどう使うのか、までは考えが及んでいなかったんです。

 

しかし本書を読むことで、今まで学んできた科目は、企業が今どんな状態にあるかを分野ごとに判断するための「モノサシ」なんだなと思いました。

 

今までこういった視点で、明確に意識して勉強したり企業を見ていたわけではなかったので、こういう点に気づけたのは良かったです。

 

実務補習やコンサルティング会社で使う資料はなぜ膨大になるのか?

中小企業診断士試験は、1次試験、2次試験、口述試験の後に実務補習といった流れで進んでいきます。

 

その中で実務補習は、診断士として仕事をする前に実際に企業を診断するための練習という感じなるのですが、いろんな人の実務補習の体験談をネット上で読んでみて不思議に思っていたことがありました。

 

「何十~何百ページもの資料をつくるのが大変でした。」

 

こういう言葉をよく目にしていたのですが、「なんでそんなにページ数が膨大になるのか」と思っていたんです。

 

『「経営革新支援」の進め方―中小企業診断士の経営革新支援手法』を読んで気づいたのは、おそらく診断士試験で学ぶ科目内容をほとんど使うんだろうなと思いました。

 

今まではあまりイメージできていませんでしたが、本書の診断士の実務に関する内容を見て納得できました。

 

「そりゃああれだけのモノサシ使ったら何十とか何百っていうページ数になるよな・・・」と合点がいったわけです。

 

なるほど、診断士とかコンサルタントになるということは、膨大な資料や情報を収集しなければならないと。

 

さらにそれを顧客に分かりやすい形にまとめて、相手先の企業の課題が何なのか、それはどうすれば解決できるのかを説明します。

 

そのためには、本書に書いてあるような項目について情報をまとめていかないといけないというわけですね。

まとめ

診断士の試験に関する勉強だけではなくて、『「経営革新支援」の進め方―中小企業診断士の経営革新支援手法』などの、ちょっと違った視点から物事を見ることで、勉強に対して、

 

「なぜこういった知識が必要なのか?」「このモノサシはどういった時に使うのか」といったことを考えられるようになったのは良かったと感じています。

 

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