最近になってから本格的に中小企業診断士の2次試験の勉強を再開するようになりました。
それまでは「どうすれば2次試験の過去問ができるようになるのか」ということについて頭を悩ませてきました。
というのも2015年度は過去7年分ぐらいを4~5周ぐらいやってきたにもかかわらず、自分の中で決定的な何かをいまだ見つけることができなかったのです。
ですから「今までのやり方から何かを根本的に変えないといけない」と思っていました。じゃあその変えるべき何かとは何なのか?
もしかしたら「切り口」という視点が必要だったのではないか、ということについて今回は書いていきます。
2015年度の2次試験を終えてからしてきたこと

それまでは以下の過去記事に書いてきたようなことを勉強していました。
2次試験ができるようになるためには、どうやらフレームワークとか物事を細分化していくという考え方が必要なようでした。
企業の事例の問題文を読んでもそもそも「何が問題なのか」「どうすれば問題を問題として気付けるようになるのか」ということが以前の自分の課題でした。
その解決策として「理想的な企業像をいろいろ見てみる」というのが自分が取った選択です。それから今日まで「デル」とか「スターバックス」「ウォルマート」など、とりあえず有名どころの企業の成長物語の本を読み進めてきたわけです。
ここまでいくつか企業の成長に関する本を読んできて、最初は中小零細企業だったのが、大企業に成長する間にどのような問題に直面して、どうやってその問題を解決してきたのかについての事例をたくさん見てきました。
しかしそれらの知識をどう2次試験の解答に結びつければいいのか、という具体的な視点や方法がまだ見つからないという状況でした。
だからといって、このまま何もしないわけにもいきませんし、時期的にもそろそろ過去問を始めないといけません。
「切り口」という視点は、今まで知識としてしか頭になかった
そういった意識の中、最近買った『2016年版 ふぞろいな合格答案 エピソード 9』という過去問を始めてからしばらくして、次のことに気付きました。
「そういえば、なんで答えに使うキーワードがかたまりごとに書かれているんだ・・・?」
中小企業診断士2次試験の過去問にはいろいろな本が売られているのですが、「ふぞろい」と呼ばれる過去問があります。
これは、実際に試験を受けた人の解答の内容を集計して、合格した人はどのような解答を書いているのか、その中でどういったキーワードを使っているのか、といった形で書かれている過去問です。
例えば、『2016年版 ふぞろいな合格答案 エピソード 9』の19ページには解答ランキングとふぞろい流採点基準という項目があります。
その中の「市場の機会」で合格している人の中で1番使われているキーワードが「外部環境の変化を受けて市場が変動しやすい」といった形で書かれています。
2番目に使われてるキーワードが「スポーツの人気、流行が影響する」と書かれています。
引用できればもっとわかりやすく伝えられるのですが、図表やグラフなど少し難しいつくりになっていて断念しました。
今は「市場の機会」について書きましたが、19ページの下の方に「市場の脅威」のキーワードが書かれたグループもあります。
今までの自分はただ解答に使うキーワードしか見ていませんでした。別の視点で見ると「市場の機会」とか「市場の脅威」というキーワードに使うグループの名前を見ていませんでした。
また別の書き方をすると、自分は今まで「切り口」という視点で見ていなかったということです。
「あぁ、そうか!だからキーワードをグループごとに分けているのか!」
中小企業診断士2次試験における「切り口」という言葉は、もう少し一般的な言い方に直すと「フレームワーク」とか「多面的に見る」といった感じになります。
今になってやっと「ふぞろい」という本の中の「構成の意味」に気付きました。
「そうか・・・。切り口という視点から見やすいようにこうやって分けているんだ・・・。」
そのことに気付いてから次の2つのことを始めました。
- 『中小企業診断士 2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ〈2015年版〉』の11ページにある「2次試験全体の重要な切り口」をもう一度見直す
- 「ふぞろい」の各年度の過去問の答えの部分だけを見て、どういった「切り口」になっているか調べていく
まだ3年分ぐらいしか見られていませんが、確かに「切り口」という視点から書かれています。さらに、もしかしたらこうなんじゃないか、と思うことがありました。
大まかな切り口から、そこからさらに「細分化させる」という見方
大まかな切り口から、そこからさらに「細分化させる」という見方です。例えば、ある設問に対して「組織面と人事面」という視点から書かなければいけなかったとします。
人事面においてはそこからさらに下に階層化して、「配置」「評価」「育成」の視点から書かれている答えもありました。
何が言いたいかというと、自分は今まで「切り口」とか「フレームワーク」というものにたいして、全て「並列的」に見ていた、みんな同じように見ていたということです。
まだ自分の頭の中で確信が持てなかったり、整理できてなかったりで上手く伝えられませんが、「階層的」に見ることができていなかったということです。
フレームワークや切り口に「階層」や「時間」の視点を加えるという発想
今までフレームワークとかいうものはたくさんあって覚えるのが大変だなぁと思っていましたが、おそらく今までの自分の考え方や使い方は間違えていたのではないかと感じています。
例えば2次試験の中には「生産・技術」といった科目がありますが、よく使われる切り口として「Q・C・D」というものがあります。
これは
- Quality(品質)
- Cost(費用)
- Delivery(納期)
の頭文字を繋いだものです。
今までは工場で生産する製品などに対して、
- 品質
- 費用
- 納期
という視点において「並列的」に見ていました。
しかしそういった視点では間違っているようで、そこに「時間」的な視点も加える必要があるようです。
つまり、とある生産に関する課題に対して、原価低減などの「費用」やリードタイム短縮などの「納期」は「短期的視点」、「品質」を向上させる場合は、「長期的視点」から課題を解決できるパターンが多いといった具合です。
まとめると、フレームワークや切り口を使う場合は「いろんな視点」が必要ということです。
今後はこういった視点で、過去問の答えがどういった構造になっているのかについて検証していこうと思います。
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