ここ最近の記事でも何度か書いてきたのですが、仕事で本当にミスをしなくなりました。もちろん全く0ということではなくて、時にはミスする時もあります。
しかし今までの職場に比べれば、まさに「雲泥の差」です。その理由として考えられるのが、ここまで何度も書いてきましたがマクロやExcelVBAであろうということです。
日次処理でもミスしなくなりましたが、月次処理でもミスをしなくなってきました。実はこの月次処理も途中まではマクロで処理できるようにしていました。その甲斐あって、今まで一番速く処理できたと言えます。
この月次処理の部分はマクロといってもExcelVBAでコーディングしたものではなく、マクロの記録でつくったものではありますが。
マクロで処理したことによる仕事のスピードの速さが向上したことには素直に喜んでいます。加えて全くミスなく仕事が終わったことに自分で驚いています。
ミスなく仕事が終わった理由として、今の会社に派遣の経理として数ヶ月が経つので、その間にいろいろと仕事のやり方を改善してきたからというのもあるとは思います。
もちろんそういった理由もあると思うのですが、最大の理由は、「機械やシステムに仕事をしてもらっているから」だとと感じています。一人で二人分の仕事をしているみたいな感じです。
このことでふと思ったことがあるのでそのことについて今回は書いていってみます。
自分が仕事を覚えるのでなくシステムに覚えさせればいいのではないか?そのための知識を人間が持てばいいのではないか?
最近ふと思いついたことです。
「自分が仕事を覚えるのではなくシステムに覚えさせればいいのではないか?」と。
この理由は、冒頭部分で自分の実体験としていろいろ書きました。わかりやすくはっきり言ってしまえば、システムにやってもらえば「ミスしないし速い」からです。
今までの経理の仕事
自分は今まで経理として何年か働いてきましたが、やはり最初のうちは仕事が遅かったですし、ミスも星の数ほどしてきました。
経験がなかったわけですから、経理の仕事の勘所も把握できていないわけで、自分が仕事のどこでミスしやすいかがデータベースとして蓄積できていません。
何度もミスをしてきてその度に上司に怒られてきました。しかし、人間というのはやれば学習するもので、時間も経てば仕事も覚えるようになりますしミスも減ってきます。
しかしこの「ミス」というのが厄介で、どんなに注意深くチェックしても工夫してもミスが出るときがあります。「ヒューマンエラー」と言われたりもしますが、これが今の会社で働くようになるまでどうしても潰せませんでした。
青天の霹靂
ですが、今の会社に入って青天の霹靂とも言うべき出来事が起こったわけです。それがエクセルのマクロとの出会いでした。大げさに思われるかもしれませんが、それぐらい自分にとっては衝撃的な出来事だったのです。
もちろんマクロだけではなく、過去記事で書いたように自分が仕事の中でつくった仕組みもあります。そのようなマクロや仕組みでこうも仕事の結果が劇的に変わるものかと日々感心しています。
そういった経緯があって「自分が仕事を覚えるのではなくシステムに覚えさせればいいのではないか?」と思ったわけです。
またこうも思いました。
「システムに仕事してもらうための知識を人間が学べばいいのではないか?」と。
システムに仕事をしてもらう知識を人間が学ぶ
例えば経費精算とかで自分が目視でチェックしていた部分がありましたし、月末の支払い処理でもこちらでつくった表と銀行データをひとつひとつ目視でチェックしていました。
そういった今までのひとつひとつの出来事を思い返してみると何となく違和感を感じるようになっていきます。
「なんで人間がそういったことをやるのだろうか?」と。
今まではマクロとかExcelVBAとかフリーソフトと関数を組み合わせてチェックできる表をつくるといった概念も知識もなかったので自分で全部間違いなくやらないといけない、と思い込んでいました。
しかし、自分が目視でチェックしなくてももっと便利で確実な方法があるとわかれば、今までのやり方がおかしなものに感じられるようになります。
例えるなら、車や飛行機、電車という文明の利器があるのに、そういったものの存在を知らず、存在を知らなければ使い方も知るわけがないので、徒歩で会社まで往復していた、みたいなイメージです。
電車でさえ一時間前後かかる職場に徒歩で通っていたら、体がおかしくなるのは当たり前です。電車があるのならちゃんとそれを使うべきです。
そういったことを考えられるようになると、自分が今まで学んできたことに対してなんとなくむなしさを感じ、次のように考えたりもします。
「なんで人間がそこまで覚える必要があるの?」
「あれ?ExcelVBAで判定させればいいんじゃないか?」と。
今まではマクロとかVBAなんて知識はなかったので、基本的に自分が全部正誤を判定していました。しかし人間にやらせていれば必ずどこかでミスが出ます。
一方でシステムや機械にやらせればミスは出ません。のであれば、自分が膨大な会計の知識を覚えるのではなく、システムや機械に仕事を覚えさせる、そして上手く仕事を覚えさせる知識を得たほうが役立つのではないかと考えるのも道理。
また、今までは弥生会計とか勘定奉行とか既につくられたシステムを使うのが当たり前で、自分で仕事を合理化できるシステムをつくれるなんて考えもしませんでした。
それが「自分でつくれる、そういったやり方があるんだ」ということがわかれば、考えも変わってくるというものです。
ということはですよ?税理士とか公認会計士の知識を人間が学ぶよりも、そういった知識をシステムに覚えさせて上手く操作できるような知識、例えばExcelVBAとか他のプログラミング言語を覚えた方が実務としては良いのではないか?と最近考えるようになってきました。
まとめ
最近ここまで書いたような感覚が強くなってきています。
「人間がそこまで覚える必要があるのか?」と。
例えば資格試験で合格する前には何度もテキストや過去問を読んだり解いたりする必要があります。試験に合格するには70点取れれば良いと言われます。
ですが、仕事では常に100点を求められます。でも常に100点て人間業ではないですよね。一部にはそういったことが出来る人もいるかもしれませんが、現実的な視点から考えると今までどおりのやり方では非常に難しい。
このブログでは以下のような過去記事も書いています。
今後のスキル偏重型技術革新で、機械といかに協力できるかが問われてくる
自分で書いておきながら上記の過去記事の内容の意味が、最近本当の意味でなんとなくわかってきました。
この今までのやり方で越えられなかった壁、問いに対するひとつの答えが自分の中で見つけられたような気がします。
コメント