物を安く買える理由は産業空洞化にあり、解決策は産業の高付加価値化にある

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前回は、以下の過去記事から企業の工場の海外移転と外国の安い労働力が自分の頭

の中でつながったという感じのことを書きました。

今回はこのことで考えていたことを書いていってみます。

 海外に工場を移転、建設するという発想

今でこそ当たり前になっていますが、日本の企業が海外に工場を移転させるとか、

海外に工場を建てるというのは、当時の自分の頭の中にはない現象だったのです

ごい世の中になったものだなぁと感心していました。

今では企業は中国どころか東南アジアのミャンマーとかタイ、ベトナム、

カンボジア、インドネシアなど、どんどん安い労働力と新たな市場を求めて

工場をシフトさせていっています。これは現在、産業空洞化という言葉で問

題視されている部分もあります。

非常に安くなっていったスーツやパソコンから考えられること

スーツのズボンなど結構傷みやすいので西友に買いにいったりしますが

今では、大学の入学式の時に買ったスーツの値段よりも格段に安く買えます

ふと生地をよく見てみると「ラオス製」と書かれていたりしました。

大学卒業前、就職活動のために買ったビジネスバッグは、買ったときは1万円

ぐらいしましたが、今ではアマゾンで調べると3,000円でそこそこのものが買

えてしまいます。

大学入学後、どうしても欲しくてなんとかお金を貯めて買ったGatewayのノー

トパソコンがありました。

当時の値段は確か10万ちょっと。買った理由も「安かった」のが一番の理由です。

日本製のものはsonyとか富士通、NECのものがありましたが、どれも20万を越え

るものばかりでとても当時の自分に手が出せる値段ではなかったのです。

今では量販店ではなく、アマゾンでハードディスクだけなら中古で1万円ぐらいで

買えるものもあります。しかもマイクロソフトオフィス2013がインストールされて

いる状態でです。

他にも中古の富士通製のパソコンで、キーボードやモニター、ハードディスクが

ついたもので1万円以下のものも見るようになりました。

それらを買ったときは、安くいいものが買えたと嬉しく感じた反面少しショック

を受けた記憶があります。

「こんなに安くなってしまったのか・・・」

安く買えるということは、それだけ何かが削られている、変化が起きているとい

うこと。

それが何かといえばいろいろ考えられますが、その中には「人件費」とか「土地

代」などが含まれているでしょう。

いろんなことに疑問を持つようになっていた自分は、ここからまた新たな疑問を持

つようになります。

「なんでそこまでして工場を移転するんだろうか・・・?」

「なんでそこまで安い労働力を求めるのか・・・?」

海外へ工場を建設する日本企業の目的と理由

普通に考えれば日本のどこかに工場を建てればいいはずです。それがなぜわざわざ

海外まで行って工場を建てる必要があるのでしょうか。

どうやら日本企業は、安い労働力と安い土地代、新たな市場を求めて企業は海外へ

工場を移転しているようなのです。

そしてそれが、日本において「産業空洞化」という現象に繋がっていると言われて

います。具体的には、コトバンクには以下のように書かれています。

産業空洞化(さんぎょうくうどうか)とは – コトバンク

国内企業の生産拠点が海外に移転することにより、当該国内産業が衰退していく

現象。1995年版「経済白書」によれば、円高による輸出の減少、輸入による国内

生産の代替、直接投資(=海外生産)の増大による国内投資(=国内生産)の代替、の3

つのルートから製造業が縮小することにより産業空洞化が生じる、としている。

(中略)

空洞化がもたらす問題点には、(1)産業の衰退が地域経済の衰退や経済成長率の低下

につながること、(2)企業の海外移転で国内の雇用機会が減少すること、などがある。

雁行型発展論などの産業発展論の立場からは、産業空洞化は当然の流れともとらえ

られるが、デフレに悩む日本では深刻な問題になった。解決策は、グローバル経済

の中で、日本が新たな産業構造に転換すること、すなわち、より産業の高度化(高付

加価値化)を進めることである。

本来であれば、日本において工場が建てられていたであろう所に建てられ

なくなっている、隙間、空きがある状態、といったイメージです。

今でこそ、企業は技術の蓄積などで差別化を図り、それも難しくなってきて価格競争

をせざるをえなくなってきた、ということがわかってきました。

そして引用文にあるように、産業空洞化、価格競争の問題点の解決としては、「産業

の高付加価値化」が必要なようです。

当時の自分は、世の中でそのようなことが起こっているとは思いもよらないことだっ

たのです。

この続きはまた次回に

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