Landscapingを用いたKIBITなど技術革新の早さは想定以上に進んでいる

以前銀行業務に関して人工知能によって代替されるかもしれないといった記事を書きました。

 

銀行に人工知能と聞くと、業務にどのように導入されるのかいまちイメージできないかもしれませんが、現実問題としてこの分野では欧米では日本よりもかなり進んでいるようです。

 

今回はその銀行に人工知能を導入するということに関して書いていってみます。

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銀行業務に使われる人工知能

以下がその過去記事

UBICは12月17日、同社独自のアルゴリズム「Landscaping(ランドスケイピイング)」を用いた人工知能である「KIBIT(キビット)」を活用し、三菱東京UFJ銀行の法人向け銀行業務の一部を支援することを発表した。

つまり、自分の考えでは、対象の企業の財務諸表を人工知能と同期させる。各項目ごとに対象の企業の財務諸表を、上記のような表のようにスコアリング(評点、評価)する。その結果を銀行担当者に通知する。

 

その通知によって担当者が、どういった利率で貸し出すのか、貸し出し金額、返済期間などを決めていく、といった流れになるのかなと思いました。もしくはその担当者でさえも人工知能に代替?されていくかもしれません。

 

上記の記事では、まだ人工知能を銀行業務に使い始めたばかりで、担当者が人工知能に代替されるのはもっと先のこと、自分のイメージでは5年から10年ぐらい先かなぁと思っていました。しかし、その考えは甘かったようです。

 

既に欧米ではかなりの数の行員がこの技術の進歩によって、職を失っているようです。昨日、「元銀行員のFinTechブログ。」さんの以下の記事を見ていたときに驚きました。

元銀行員が考える、日本の銀行の弱点とは? – 元銀行員の金融とテクノロジー雑記

フィナンシャルタイムズが欧米の大手銀行11行を調査したところ、2015年に10%の行員(約10万人)が失職したことが判明したそうです。ちなみに大手行とはHSBC、モルガンスタンレー、スタンダードチャータード、RBS、クレディスイスなどです。

さらに、引用している記事の先を見ると以下のような内容が。

バークレイズの元CEOは今後10年間に銀行業務の半分はアプリやアルゴリズムにとって代わられると警告している。

 

この背景には、フィンテックベンチャーが決済や融資、投資などさまざまな分野で新たなサービスを提供していることがある。

 

技術の進展は単純作業を自動化し、人の作業を奪っていく。人間はより高度な知的生産性を身につけなくてはならない。

 

技術の進歩の早さ

「早い、早すぎる・・・」

最近の技術の進歩の早さには驚きを隠せません。

自分が書いた以下の「インダストリー4.0 第4次産業革命」という過去記事では、製造も物流も全て機械で自動化されるにはもう少し時間がかかるだろうといったことを書きました。

しかし以下の過去記事で既にファナックが工場の無人化を実現しているといった内容を書きました。

「ファナックは山梨県の忍野村に本社があり、富士山麓に工場群を持っていますが、そこに世界でたったひとつの『照明のない工場』があるのです。

 

生産がロボット化されているので照明が要りません。平成になりたての頃にルクセンブルク大公と妃殿下が来日したことがあります。

 

宮中晩餐会で天皇陛下が大公にお会いになり『明日のご予定は』と尋ねたところ、大公は『ロボットがロボットをつくる工場に見に行きます』と答えたそうです。」

 

「まだ、配送は自動化されてないし・・・」

そう思っていたときに以下のような過去記事を書きました。

「Amazonは29日、完全無人で手荷物の宅配を可能にする実用ドローン「Amazon Prime Air」の映像を初公開した。

 

今回、公表された宅配用の実用ドローンは、浮力を得るためのローターに加えて、推力を得るためのプロペラも備えた独自の形態をしたものとなっており、・・・後略

 

インダストリー4.0といった、注文してから商品が手元に届くまでの製造、物流までの工程が機械化され全自動になるまでにはまだまだ先だろう、10年、いや20年ぐらい先かなと思っていました。

 

しかし日々のニュースや他の方の記事を読んでいると、あまりの技術の進歩の速さに、当初想定していたスピードよりも「10倍」ぐらい早いのではないかと感じています。

 

おそらく、個々の動作では無人化させることは現在の技術のレベルではもうそれほど難しくはないのではないかと思います。問題はその個々の動作を、全体的にどうやって上手く統合していくか、といったレベルにまで来てしまっているのかもしれません。

まとめ

技術の進歩によって、単純労働は機械に代替されて、人間はより高度な人間にしかできない仕事をしていくべきだ、といった考えは以前からありました。

 

しかし、そのことに気づいている人はあまり多くはないのではないでしょうか。

 

自分のように、以前まで「技術の進歩は進んでいるけどまだまだ大丈夫だろう」と思っている人も多いかもしれません。

 

なんにせよ、日頃から常に周りの状況を注視していく必要があるでしょう。

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