「二極化」とか「機械が人間の仕事を奪う」という言葉が昨今出てきていますが、危険できつい仕事は機械に任せて、人間はもっと人間らしい仕事にシフトしていった方がいいと思います。
人間の仕事が機械に置き換わるのはもっとずっと先のことになるかと思っていたのですが、現実はそうでもなさそうです。
アメリカの大リーグに球審ロボットを導入
将来、球審がロボットに? ストライク機械判定、米独立Lで既に試験導入― スポニチ Sponichi Annex 野球
「将来、球審がロボットになる?昨季、ビデオ判定による「チャレンジ」制度を導入した大リーグで近い将来、またもや最新テクノロジーを駆使した判定システムが導入されるかもしれない。
判定するのは何と、「ストライク」と「ボール」だ。夢のような話だが、このシステムの導入を巡った議論が米国内で行われている」
引用ここまで
確かに日本のプロ野球の試合を見ていても誤審が多い気がします。素人の自分が見ても「それは明らかにホームランだろう」とか「それは明らかにアウトなのになぁ」と思うときがあります。
明らかに誤審なのにも関わらず判定が覆らなかったりとか、といのもあるのですが、実際覆ったら覆ったで、変な先例が出来てしまっていろいろと問題が起こる、というのもあるのかもしれませんが。
実際は違うかもしれませんが、物議をかもす判定が多いのも事実です。
スーパーや飲食店でも進む機械化
最近、いろいろニュースを見ていたら、スーパーや飲食店も無人化が進みつつあるようです。
「スーパーのレジのスタイルは変わるか―。スーパーのレジ決済は従業員が商品スキャンから金銭授受までをこなすスタイルが主流。だが、ここに来て商品スキャンと金銭授受を分け顧客自身が決済する〝セミセルフレジ〟の導入が始まった。
スーパーではこれまで顧客自身がスキャンから決済までやるフルセルフ型の導入が進んだが、人手不足が深刻化するなか、スピードアップ可能な新たなセミセルフ型の登場でレジスタイルが変わる可能性も浮上してきた。」
サンフランシスコで無人ファストフード店。飲食業界もロボットの時代? – エキサイトニュース
「8月下旬に米サンフランシスコでオープンした、ヘルシー志向のファストフード店Eatsa。メーンコンセプトは「超速サービス」というだけあって、オーダーからサーブまで全て機械化されている。
店内には無数のモニターとオーダー用の機械がズラリと並んでおり、レストランというよりはIT関連のショールームのようだ。客は各々のブースに立ち、タッチスクリーンに映し出されたメニューから、好きなものを選んで注文する。
会計をすませると、わずか数分でオーダー受取口から注文した品が現れ、持ち帰るなりテーブルに移動するなりご自由に、という仕組みだ。
早い話が、このお店にいる間はまったく、口を開かずに好きな物を食べて、サッサと帰ることができるのだ。」
引用ここまで
過去に飲食店で働いていたときのことを考えると、飲食店は機械化は進んで欲しいと思います。正直現場の仕事はきついです。
「これ、人間がする仕事なのかなぁ・・・」と当時働いていた時はそういったことを考えていました。きつい、というのもありますが、人間にとって「危険」というのもあります。
自分が以前現場で働いていた時は、閉店後に機材の洗浄をしていました。その時に業務用に使ったかなり高温な油を別の容器に移し替えて、元の機材を洗浄するという作業をしていたのですが、本当に気が気じゃなかったです。
「もし手が滑って自分の足にかけてしまったらどうしよう」とか
「もし間違って自分の手にかかってしまったらどうしよう」
という心配をしながら作業をしていました。当時は何事もなく終えることができていましたが、業務のきつさもそうですが、上記のような危険な仕事もあることを考えると、どんどん機械化を進めていった方がいいと思います。
スーパーのレジに関してですが、以前どこかで見かけたのですが、フルセルフ型は万引きにつながったり、お客さんが機械を上手く使えなかったりと問題があったようです。
そのため上記のスーパーの記事では「セミセルフ型」の方が有効といった感じで書かれているのだと思います。
まとめ
自分が知らない所でどんどん技術は進歩していたようです。おそらく、飲食店やスーパーでもかなりの所は技術的には無人化は可能なのではないかと思います。
自分の知り合いの方で、工場で働いていて、大怪我をしてしまったという人もいます。上記に書いた自分の経験でもそうですが、危険な仕事はどんどん機械化を進めていってほしいと思います。
ただ、一般の人の感覚とか雇用とか、いきなり進めていくと抵抗といった形で様々な問題が起こるので、順次実験的に進められていくのではないかと思います。
あわせて読みたい
- 宅配用ドローンである「Amazon Prime Air」によって物流や配送の人手不足は解消されるのか? – 知識の倉庫の整理
- NTT鵜浦博夫社長と安部首相の対談でモバイル端末の料金引下げを政府が促進する理由はIoTが関係 – 知識の倉庫の整理
- 第4次産業革命による考える工場でマスカスタマイゼーションが実現する – 知識の倉庫の整理
- インダストリー4.0によってFDM方式を利用した3DCAD、3DCGデータを元に立体を造形できるようになる – 知識の倉庫の整理
- Landscaping(ランドス ケイピイング)を用いたKIBIT(キビット)など技術革新の早さは想定以上に進んでいる – 知識の倉庫の整理
- 外国人労働者の雇用は技術の進歩を遅らせ生産性向上に繋がらず外資の下請になる可能性もある – 知識の倉庫の整理
- ロボットソーシングから見る社会階層の移行の必要性
コメント