第4次産業革命による考える工場でマスカスタマイゼーションが実現する

たまには最近のことも書いてみます

今後の新しい経済システムとか、新技術とか、そういったものに興味がありまして今後そう遠くないうちに広く使われるようになるだろうと言われている技術に「人工知能」とか「量子コンピュータ」「核融合エネルギー」などがあります。

 

そういったものが実用化されるようになったらどんな世界になるんだろうと、今からわくわくしています。

まるわかりインダストリー4.0 第4次産業革命を読んでみて

そういったことに興味があるので、最近「まるわかりインダストリー4.0 第4次産業革命」といった本を読んでみました。

 

最初アマゾンで中古で良い値段で売ってないかなぁと思っていたのですが、やはり最近出版されたばかりなのでそんなに下がっていなかったです。ということで、書店に行って購入して読んでみました。

 

アマゾンの評価では全体的に評価は微妙ですが、とんでもない、自分みたいな初心者にとってはいろんな絵や図解があり、楽しく読ませていただきました。

 

最初は普通の本かなと思っていたのですが、雑誌のような感じです。全体的な構成は以下のとおり。

全体の構成━chapter1からchapter5

chapter1からchapter5まであり、以下のような構成となっています。

  • Chapter01 インダストリー4.0徹底リポート
  • Chapter02 インダストリー4.0が変えるモノ作りの未来
  • Chapter03 「4.0」時代を支える新技術
  • Chapter04 「4.0」がつくる新しい社会
  • Chapter05 「4.0」の深謀遠慮

 

最初は第4次産業革命はどういったものかという説明が中心です。既にその取り組みを始めている各国の具体的な企業が多く載せられており、今はそんなことまでできてしまうのか、という驚きの連続でした。

 

後半は第4次産業革命によって、今までの仕事、教育、モノが今後どう変わっていくのか、それに対して個人がどうしていったほうが良いのかが書かれています。全体の構成はこんな感じです。

 

「インダストリー4.0」とか「第4次産業革命」という言葉はあまり聞きなれない言葉かと思います。

ドイツが2010年に定めた「ハイテク戦略2020」

この言葉は元々はドイツが2010年に定めた「ハイテク戦略2020」という国家戦略の中の1つと言われています。インダストリー4.0という言葉は2011年から使われており、この政策にはドイツSAPの元社長が関わっているということです。

 

要は

  • 今までのやり方だと日本やアメリカ、世界的に他の国に勝つには難しい
  • だからメーカー、卸、小売、さらに顧客までをシステム的に統合しよう
  • その統合によって生産性を向上させ、マスカスタマイゼーションで商品をつくれるようにしよう

といった感じです。

CRP(自動補充プログラム)の効果

本書にも書かれているのですが、メーカー、卸、小売をシステム的に統合し、生産性を向上させるという考え方や技術というのは「CRP(Continuous Replenishment Program)」(自動補充プログラム)と言われており、メーカー、卸、小売が協力し合い、小売店のPOSデータと連動させて需要の実態と予測に基づき、在庫量、必要補充量を自動的に計算するシステムです。

 

情報や商品を必要な場所へ迅速かつ確実、低コストで供給しようという考え方がこのシステムにはあり、小売店側の発注業務の効率化が可能になります。

 

その結果、小売店舗では販売業務に注力することができ、メーカーや卸売業などの供給側は、計画的に原料調達や生産活動、商品調達を行うことができるようになります。結果的に無駄な流通在庫の削減につながり生産性の向上が可能になるというわけです。

 

CRPに顧客も入れる━マスカスタマイゼーション

第4次産業革命とは、このシステムにさらに顧客も入れてしまおうというわけです。

 

そのシステムの中に顧客も組み込み、さらに顧客が必要なものを自分でデザインして注文したものを購入できるようにする、しかも量産品と変わらない価格という「マスカスタマイゼーション」を実現しよう、という概念です。

 

例えば今自分たちが生きているこの世界では、靴などを買うときは既製品を購入しています。

 

そうではなく、例えばクツのメーカーなどに自分でデザインしたものを注文して、早く、安くその人だけの商品を購入できる、というイメージです。

Iotという技術によって何が起こるのか

この技術を可能にするものはなにかというと「Iot」(モノのインターネット(Internet of Things))と言われています。これは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器に接続されていたインターネットにそれ以外の様々な”モノ”を接続できるようにする技術です。

センサーやカメラを利用した「考える工場」

デジタル情報家電をインターネットに接続する流れは既に始まっているところもあるようです。製品や設備などにICタグやバーコード、それらを読み取るセンサーやカメラを使うことによりこの技術が可能になります。本書に書かれている「考える工場」が実現するわけです。

 

もっと具体的にイメージすると、顧客が企業のホームページ上で自分がデザインした商品を注文。

 

その情報が工場内に送信されて、自動的に生産。その生産されたものを、今話題になっている「自動運転車」や「ドローン」に積み込み。積み込まれたものを顧客の家の前まで運ぶ、という人の手を介さずに全て機械で行えるようになる、という未来も可能になるかもしれません。

Iotは人工知能を発展させるための「布石」

ここからはちょっと脱線します。この技術に対する自分の考察、仮説なのですが、人工知能を発展させるための「布石」になるのではないか、と自分は考えています。

 

あらゆるモノがインターネットにつながり、多くの人の嗜好や行動、考え方などが具体的なデータとして集められるようになるわけです。その集められた大量のデータから得られる法則性などを人工知能の技術に活かし、本当に人間に近い思考ができるようになるのではないかと思います。

 

その人工知能を産業界に利用することによって人々の生活は豊かにもなり、またそうではなくなる部分も出てくるでしょう。この技術によってさらに全体の技術の進歩が早まるのではないでしょうか。

 

それほど遠くない未来に今とは全く異なる世界を見るということも可能になっていくのではないかなと、ドキドキもありますがワクワクもしています。

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