マザー・テレサも感動したケント・M・キースの「逆説の10カ条」について

最近「逆説の10カ条」という言葉に心を動かされるようになりました。

 

というのは30歳前後の年齢になってくると、自分の人生にいろいろと思う所が出てくるというか、まぁそれは誰にでもあるのではないでしょうか。

 

今だから思いだせるのですが、数年前にはこの逆説の10カ条という言葉の存在は知っていました。

 

そのきっかけなのですが、この逆説の10カ条というのは、実際はどうかわかりませんが、政治家の麻生太郎氏が、壁に貼り、小さい頃から守り続けてると以前言われていたものです。

 

その時は「ふーん、かっこいい言葉だなぁ」ぐらいにしか思っていなかったのですが、辛い経験をいろいろと重ねてから見ると、非常に励まされます。

 

今回は、この「逆説の10カ条」というものについて思う所を書いていってみます。

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「逆説の10カ条」とは

この「逆説の10カ条」というのはケント・M・キースさんが最初につくった言われています。

 

マザー・テレサも感動し、カルカッタの孤児の家の壁に貼っていたようです。また、「チーズはどこへ消えた?」の著者スペンサー・ジョンソンも推奨した言葉とはいったいどんなものなのでしょうか。

 

わかりやすく一覧にしたサイトがあるので、そこからそのまま引用してみます。

  1. 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい。
  2. 何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
  3. 成功すれば、うその友達と本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功しなさい。
  4. 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
  5. 正直で素直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。
  6. 最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって打ち落とされるかもしれない。それでもなお、大き考えをもちなさい。
  7. 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。
  8. 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築きあげなさい。
  9. 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。
  10. 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善をつくしなさい。

すごく良い言葉ですね。ちなみにこの言葉の背景などが書かれた『それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条』という本があります。

 

この本には以下のように書かれた部分があります。

p.18

この世界は狂っているということをまず認める、そこから始めるのが最善です。この世界はまったくどうかしています。

 

自分が思っていたことを、ズバッと指摘してくれました。本を書くほどの人が既に昔から感じていたようです。おそらく他の多くの方も、この世界に対して同じように感じていらっしゃるのではないでしょうか。

 

そういった方々にとって、「狂った」世界だからこそ、非常に心の琴線に触れる内容であり、心の支えになる言葉だと思います。

7番と10番がたまらなく好き

自分は逆説の10カ条の言葉の中でも、特に7番と10番がたまらなく好きです。ちなみに7番は

  • 7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。

 

10番は

  • 10.世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善をつくしなさい。

です。

 

7番は、自分の今まで世の中を見た範囲や様々な経験をしてきた中でも確かにそうだなぁと思います。日本人は「判官贔屓」する民族だ、なんて言われたりするようですけど「本当にそうか?」と疑問に思います。

 

例えばプロ野球の各球団の年間観客動員数を見てみるとわかります。その年間観客動員数においてやはり何といっても「ジャイアンツ」が一番です。今も昔も現在のプロ野球において一番の人気球団です。強さも今も昔も変わらず強く、いつも優秀争いをしています。

 

そういった「強い球団」があるということは、やはり「弱い球団」も存在します。そういった球団というのは、やはり応援してくれる人、年間観客動員数も低い傾向にあります。

 

これは弱い球団程少ない傾向にあります。ちなみに以下のサイトから詳しい数値がわかります。

日本のプロ野球以外にも、日本の大学生による「就職活動」があります。毎年「就職人気ランキング」なるものがあり、これはどの企業に就職希望者が多いかといったランキングです。

 

例えば、マイナビの2017年における大学生の就職先人気企業ランキングは以下のようになっています。

https://job.mynavi.jp/conts/2017/tok/nikkei02/rank_bun_all.htmljob.mynavi.jp

  • 第1位 JTBグループ
  • 第2位 全日本空輸 【ANA】
  • 第3位 エイチ・アイ・エス
  • 第4位 日本航空【JAL】
  • 第5位 三菱東京UFJ銀行
  • 第6位 東京海上日動火災保険
  • 第7位 三井住友銀行
  • 第8位 電通
  • 第9位 博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ
  • 第10位 みずほフィナンシャルグループ

錚々たる顔ぶれですね。まぁこのご時勢なので、大企業に就職したいという気持ちはわかります。人間ですからどうしても弱者よりかは、「強者」の側につきたいという考えは理解できます。

 

他にも例はたくさんありますが、ケント・M・キースさんが指摘するように「7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。」という事例は多くのところで見られます。

 

別に上記の例だけではありません。今まで自分が働いてきた職場でも同様です。正社員でその会社に入った時は周りの人はいろいろと世話を焼いてくれます。

 

ですが、自分が辞めるとなると、もしくは辞めた後というのは本当に冷たい態度を取られます。全く音信不通になります。

 

派遣社員として働く時も同様です。別に露骨に嫌なことをされるという訳ではないのですが、やはり正社員と派遣社員に対する派遣先の態度を見ると、どうしても違いが見られます。

 

「人というのは、よくぞこれ程簡単に人を裏切れるものだ」としみじみ感動できるほどいろいろと経験してきました。あまり言いたくないですが、「所詮は金と地位か」と思わざるをえません。

 

だからこそ、そうじゃない対応をしてくれる人には本当に感動します。ここまで10社近く働いてきて、数百人、もしかしたら数千人と接してきたかもしれません。その中で自分に対してちゃんと真摯に対応してくれて、連絡を今でも取ってくれる人というのは「一人」です。

 

世の中とはそんなものです。他の人はどうかわかりません。他の人は、もっと上手く世渡りできる人が多いでしょう。ですが、自分が今まで経験してきた会社の範囲では「一人」でした。

 

ケント・M・キースさんの「7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。」

 

という言葉が身にしみてわかります。人というのは9割以上は強者の側につきます。だからこそ、自分は弱者の側につきたいと思うようになりました。

 

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